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七十年后 兄妹重逢

时间: 2016-08-11    进入日语论坛
核心提示:長崎原爆資料館には、むごさゆえ一目見ると残像の消えない写真がある。通称「黒こげの少年」。原爆で焼死した少年が地面に横たわ
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長崎原爆資料館には、むごさゆえ一目見ると残像の消えない写真がある。通称「黒こげの少年」。原爆で焼死した少年が地面に横たわる。かねて謎とされてきたその身元を知る手がかりが今年ついに浮上した。
 
在长崎核爆资料馆,有张照片由于太过残酷而令人过目难忘。人们一般将其称为“浑身焦黑的少年”。在核爆中烧死的少年躺着地面上。其身份曾是一个迷,但在今年发现了相关的线索。
 
法医学者が写真を鑑定し、当時中学1年生だった谷崎昭治(たにさきしょうじ)さんの可能性があるとされた。きっかけは昨夏の写真展だ。昭治さんの実妹ふたりが写真の少年を凝視した。「見た瞬間にビビビビビッと来たんです。これは兄だ。間違いない」と美代子さん(79)はふりかえる。
 
经过法医学者对照片的鉴定,认为其有可能是当年的初中一年级学生谷崎昭治同学。而这一切要从去年夏天的照片展说起。当时,昭治同学的两个亲妹妹一直盯着这张照片看。美代子女士回忆说,“在看到的那一瞬间,心脏跳得很快。这就是哥哥,没错的。”
 
美代子さんも妹のケイさん(76)も、これまでに同じ写真を資料館で何度か見たが、ガラス越しで照明も抑えられていた。だが昨夏の会場では、大きく引き伸ばされ、顔つきがはっきり見えた。思わずパネルを指先でなでた。「また会おうね」と声をかけて去った。
 
无论是美代子还是其妹妹Kei女士(76岁)此前都在资料馆看到过同一张照片,但是由于玻璃柜和照明的原因,她们无法细看。但是在去年展览的时候,照片被放大了,面容也清晰可见。她们不禁用手抚摸着展柜,“下次再见”,离别的细语逐渐消散。
 
あの写真を手もとに置きたい。姉妹の願いは一致した。写真展の主催者に連絡し、昨秋、撮影者の遺族から譲り受けた。主催者が九州大に鑑定を頼み、結論が1月に出た。
 
两姐妹不约而同地想得到这张照片。她们联系照片展的负责人,经过一番努力,在去年秋天获得了拍摄者遗属的同意,得到了它。随后主办方拜托九州大学帮忙鉴定,在1月份得出该结论。
 
変わり果てた姿ではあるが、姉妹は「70年ぶりの再会」を素直に喜ぶ。筆者の訪問した美代子さん宅では、写真が仏壇に置かれていた。
 
虽然已是物是人非,但是姐妹俩对“时隔70年的重逢”感到由衷的高兴。在笔者拜访的美代子女士家里,照片被静静地放置在佛坛上。
 
「ジッちゃん(昭治ちゃん)だという確信は鑑定結果の出る前から百%ありました。一緒に育った兄妹ですもん」とケイさんは話す。兄妹のつながりはかくも強い。長崎原爆忌のあす、姉妹はかつて兄の通った旧制瓊浦(けいほ)中の同窓生らが開く慰霊祭に出席する。もちろん写真の兄も一緒である。
 
“在确认是哥哥这一鉴定结果出来之前,我就无比坚信。因为我们是一起长大的兄妹”,Kei女士说。兄妹之间的羁绊确实强大。明天是长崎核爆纪念日,两姐妹将出席旧琼浦中学同学们举行的纪念仪式。当然,哥哥的照片也会一同带去。
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