从美国大选中不断传出的批判回应中,听到了相当野蛮的发言。副总统拜登在为希拉里所作的支持演讲中如此说到,“我们难道不记得是我们写了不得成为拥核国家的日本宪法了吗?”
対立候補のトランプ氏が日本の核武装を容認したことに対する批判だという。米政府の要人としては異例で、無神経というほかない。それにしても「アメリカから押しつけられた憲法だから改憲すべきだ」と主張する人たちが歓迎しそうな話だ。
据说这是针对另一位候选人特朗普承认日本核武装观点的批判。作为美国政府的要人,这是一个特例,只能说其神经大条。然而,也有主张“应该修改美国强加给我们的宪法”的人们对此表示了欢迎。
日本国憲法が米国主導で生まれたのは事実だ。日本政府がまとめた憲法改正案が民主的でないとして、連合国軍総司令部(GHQ)が短期間で草案を作り直した。ただ、そのなかで日本の研究者たちの意見も参照されたといわれる。
日本国宪法在美国主导下诞生,这是事实。由于日本政府所整理的宪法修正案不具有民主属性,所以联合国军总司令部(GHQ)在短时间内重新制定了草案。但是一般人认为,其中也参考了日本研究人员的意见。
元首相の故宮沢喜一氏がこう語っていた。「我々自身で産んだものでなく、とかく違和感はあったが……我々が憲法というものを育て、使い込んでいった部分があると思うんですね」(『対論 改憲・護憲』)。
已故前首相宫泽喜一氏曾如此说,“虽然不是我们自己制定的,总觉得不是那么协调……但是,是我们哺育了宪法,有些内容已经深入我等内心”(《讨论 修宪•护宪》)。
GHQ内には草案作りの最中に「10年間は憲法改正を禁止すべきでは」との議論があったという。近いうちの改憲を想定し、警戒したのだろう。そこから70年、憲法も、戦争放棄の9条も変わっていない。日本国民の判断である。
GHQ内部在制定草案时,曾出现过“10年内禁止修改宪法”的讨论。他们考虑到了短时间内修宪的可能,并对此作了预警。此后70年,无论是宪法还是放弃战争的第九条都没有改变。这是日本国民的判断。
戦後の歴史を無視するかのようなバイデン氏の発言は傲慢(ごうまん)ともとれる。敗戦を思うこの時期、日本の政治家からはどんな声が出てくるか。まさか聞こえなかったことにするわけではあるまい。
特朗普无视战后历史发言无疑是傲慢的。在思考战败的这段时期内,日本的政治家会发出何种论调呢?他们绝不应该如此沉默。