这是1969年阿波罗11号降落月球那年发生的事情。住在美国佛罗里达州的14岁少年向奇幻世界航空公司提交了预约1990年双人月球旅行的申请。他当时似乎是这样说的,“希望蜜月旅行能去月球”。
当時の人びとが抱いた夢が伝わってくる。現実の宇宙開発はそれほどロマンチックとはいえず、米ソの威信をかけた競争であった。資源の独占が心配され、70年代末には国連で月協定なるものが採択された。
这个故事告诉了我们当时人们所抱有的梦想。然而现实的宇宙开发并没有如此浪漫,它成了美苏赌上国威的竞争。出于担心资源被其独占,70年代末,联合国通过了有关的月球协议。
「月の資源は人類の共同財産。利益は締約国で公平に分配する」とうたった。もっとも米ロ、中国、日本といった宇宙開発をリードする国は署名しておらず、実効性はほぼない。どこかの海のように、資源をめぐるいさかいが将来起きないだろうか。
协议写到,“月球资源是人类共同的财富。其利益公平分配给缔约国”。然而美国、俄罗斯、中国、日本这些领导宇宙开发的国家根本没有署名,所以其几乎是废纸一张。这就类似于海洋,围绕资源的争执在将来未必不会发生。
利益や資源といった言葉はさておき、こよいは旧暦の8月15日、中秋の名月である。残念なことに雨や曇りで見えづらい地域が多そうだが、日本海側などでは静かに光る姿がおがめるかもしれない。
利益、资源这些暂时先不谈,今晚旧历8月15肉,是中秋佳节。但遗憾的是,由于雨水和云层,很多地方看不到月亮,但在日本海一侧,人们或许能一睹圆月的风采。
北海道で教鞭(きょうべん)を執ったロシアの民俗学者ネフスキーは日本や中国の詩に、月のモチーフが多いことに驚いたという。日本人にとっての月とは「世の中の歓楽喜悦は永劫(えいごう)のものでなく、何時か最後が訪れる」ことを感じさせるものだと説いた(『月と不死』)。現実を超える魔力があるのだろう。
在北海道执教的俄罗斯民俗学者涅夫斯基对很多日本和中国的诗以月亮为主题感到惊讶。他认为,对日本人来说,月亮让人感受到“世间的欢乐喜悦并不持久,总有死亡会降临”(摘自《月亮与不死》)。或许月亮拥有超越现实的魔力吧。
〈来世と過去世を宙に綯(な)い交ぜて圧し光(て)るものを月と謂(い)うべし〉秋葉静枝。日常の慌ただしさに、心が張る。そんなときは月を探してみるのも一興であろう。
“来世与往世交织在宇宙中,唯有月亮皎洁如初”,这是秋叶静枝的诗。希望大家能从日常的匆忙中放松一下。这时,遥望一下月亮也是乐趣之一。