五位同一所大学男女学生将公寓房间取名“就业活动对策本部”, 互相鼓励,一起寻找工作。但在其中一人获得内定之后,焦虑和妒忌就相继产生,他们的关系出现了裂痕。这是公映中的电影《何人》所讲述的故事。
原作は朝井リョウさんが3年前、23歳で直木賞を受賞した同名小説だ。自身も就活をくぐり抜けた作家が描いたのは、何十もの志願先から拒まれるつらさ、小さな自分を大きく語り続ける苦しさである。
该电影改编自3年前23岁的作家朝井先生所写的直木奖的获奖作品。这位曾经也困于就业活动的作家描绘了他们被几十家公司拒绝后的痛苦和不断自吹自擂的艰辛。
新卒採用の門がいかに狭く厳しいか。戦前の映画界では小津安二郎が盛んに取りあげた。「大学よいとこ」「青春の夢いまいづこ」など昭和初期の作品は、不採用の封書に沈む学生たちを描く。
新人录用的门是何等的狭隘严苛呢?在战前的电影界,导演小津安二郎拍摄了很多此类题材的影片,《大学象牙塔》、《青春美梦今何在》等昭和初期的作品描写了大学生求职艰辛的情况。
ある学生は職探しに疲れ、日がな天井の節穴を数えて過ごす。ある青年は上京した母親の手前、職がないのに出勤のふりをする。世界恐慌や昭和恐慌の時代、彼らは叫んだ。「大学なんか出たって就職なんかできるもんか」「こうどこでも断られたんじゃ今に干乾(ひぼ)しになる」。
有些学生对寻找工作感到厌倦疲惫,整天数着天井上的结孔;有的青年面对上京看望自己的母亲,装作每天出去上班的样子。在世界恐慌和昭和恐慌那个时代,他们呐喊,嚎叫,“大学毕业后就找不到工作了吗?”;“每次都是碰壁,我感觉自己快被耗干了。”
あれから80年、嘆きは少しも変わらない。「何者」で学生がため息をつく。「誰でも知ってるでけえ商社とか広告とかマスコミとかの内定って、その人が全部まるごと肯定されてる感じ」「就活がうまくいかないだけでその人が丸ごとダメみたいになる」。
80年过去了,但这种叹息丝毫没有改变。在《何人》中,学生们唉声叹气,“谁都知道,无论是公司、广告还是媒体的内定,只要有一样,就觉得那个人被完全肯定了”;“就业活动不顺利的人,就会觉得自己被全部否定了。”
不採用を決める側に悪意がないとわかってはいても、退けられれば誰しも自己嫌悪に陥る。重なれば全人格を否定された気になる。映画館の隅で、自分が何になれるのか迷いに迷った焦燥の20代を思い出した。
虽然知道那些不录用他们的公司没有恶意,但是一旦被拒绝,无论谁都会陷入自我嫌弃吧。更有甚至,有人还会感觉自己全部的人格被否定了。在电影院的角落里,我想起了那些二十多岁年轻人所面临的彷徨、迷茫和焦虑。