19世纪,在墨西哥有位名叫迪亚斯的总统。他一边打着“反对总统连任”的旗号,一边在当选后直接废除禁止连任的规定。他不断连任,掌握墨西哥政权长达35年。
ひれ伏す者は庇護(ひご)し、立ち向かう者を容赦なく弾圧するその政治手法は「パンと棍棒(こんぼう)」と呼ばれた。経済成長を達成したものの、世紀をまたぐ圧政に耐えかねて国民が蜂起する。ディアスは亡命、再選禁止も復活した。
屈膝者得到庇护,反抗者则遭到无情的镇压,他的这种政治手法被称为“面包加大棒”。虽然在他任期内墨西哥经济得到发展,但国民们还是对跨世纪的暴政忍无可忍,最终蜂拥而起。迪亚斯亡命天涯,连任禁止的规定也被重新确立。
ここまで権力への執着が強いとは思いたくないが、自民党が現行2期6年という党総裁の任期の延長を決めた。3期9年が実現すると安倍晋三首相の在職は通算3500日を超す。党内会合で異論らしい異論は出なかったという。
虽然我不愿意相信自民党其对权力的达到上述程度,但事实上其还是决定延长现行二届六年的总裁任期, 一旦三届九年的任期得以实现,那么首相安倍晋三的在职日数将超过3500日。据说在党内谈论上,没有出现像样的反对意见。
日本の首相がほぼ1年刻みで代わり続けたのはつい先年のことである。あの時代がよかったとは決して思わないが、もの申す議員がいない中、権力者の任期があっさり延ばされていく現状には不安を覚える。数の力と引き換えに考える力を失ったか。私たち有権者は決定に口をはさめない。
前几年,日本的首相如同走马换灯,每年都有新面孔。我不认为那个时代比较好,但是我在没有议员反对的情况下如此轻易延长当权者任期的现状感到忧虑。难道数量的力量是以牺牲思考的力量取得的吗?对此,我们选民决不答应。
歴代で最も長く首相の座にあったのは、長州出身の桂太郎である。3期通算で2886日。だが最後の内閣はわずか2カ月で倒れた。立憲主義を軽んじ、薩長閥を重んじる手法が批判され、大勢の市民が国会を取り囲んだ。
在历代首相中,在位最长的是长州出身的桂太郎。他做了三届,总计有2886日。但是其最后一届内个只存在2个月就倒台了。其轻视立宪主义,重视萨摩、长州藩的做法遭到批判,众多的国民曾将国会包围。
「同一人がどんな役にも二度と就かないこと」。民主制の要をアリストテレスはそう説いた。権力の座に長くあれば為政者は民意に鈍感になる。古今東西の歴史が教えるところである。
“任何一个职位,人都不能做第二次”。亚里士多德曾如此论述民主制度的要义。长期在位则执政者会对民意麻木。这是古今东西的历史告诉我们的。