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人之精神 源于群山

时间: 2016-11-02    进入日语论坛
核心提示:山の美しさがすぐに目に浮かぶ季語がある。「山装(よそお)う」は、秋の紅葉におおわれるさまを描く。冬の深い雪に閉ざされれば
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山の美しさがすぐに目に浮かぶ季語がある。「山装(よそお)う」は、秋の紅葉におおわれるさまを描く。冬の深い雪に閉ざされれば「山眠(ねむ)る」となり、夏になり緑にあふれれば「山滴(したた)る」。20日に77歳で亡くなった登山家の田部井淳子(たべいじゅんこ)さんのお気に入りは、春の「山笑(わら)う」だった。
 
有些寄语读起来,山岳之美立现眼前。“山装”描绘的是秋日红叶漫山遍野的样子。如果是冬日大雪封山,则称之为“山眠”,而夏日满山青葱则是“山滴”。20日去世的77岁登山家田部井淳子女士喜欢的是春天的“山笑”。
 
木々が一斉に芽吹いて山一面が笑っているようで、一番元気が出る季節だと書いている。大学進学で福島から上京し、寮生活になじめず体調を崩したときも、笑顔をくれたのは山だった。
 
他写到,树木一齐发出新芽,仿佛整面山都露出了笑颜,这是生命力最为旺盛的季节。她考取大学后离开福岛去了东京,在不习惯宿舍生活导致身体不适的时候,是群山给了她笑颜。
 
友人に連れられて行った奥多摩の御岳山(みたけさん)をきっかけに山を歩くようになる。赤城山、八ケ岳、谷川岳……。東京生活で眠っている体の細胞が「山に行くと『解放!』となって、なんだか力が湧いてきて、イキイキしてくるような感覚がありました」(『私には山がある』)。
 
以朋友带他去奥多摩的御岳山为开端,她开始攀登群山。赤城山、八岳、谷川岳……。在东京生活时陷入沉睡的西跑因为“去了山里而‘解放’,力量也不自觉地涌了出来,感觉浑身上下精力充沛”(《拥抱群山的我》)。
 
社会人になって、男性にまじって毎週のように山や岩に登った。1975年、雪崩に巻き込まれて死を覚悟しながらも、女性初のエベレスト登頂に成功した。その後も次々と世界の頂に立った。
 
她踏上社会后,每周都会跟着男人们一起登山。1975年,虽然她遇上了雪崩,并且做好了死的打算,但最后成功登上了喜马拉雅山,成为第一位成功登顶的女性。此后,她陆陆续续登上了世界群峰之顶。
 
大きな挑戦をしながらも、子どもを育て、普通の生活を営むことにこだわった。登山が一部の人しか行けないような難しいものであってはいけない、との思いからだろう。競争もなく、特別な才能もいらない「万人向けのスポーツ」だと訴えた。
 
虽然她经历了众多的挑战,但还是执着经营着生儿育女的普通生活。因为她觉得登山并非是只有一部分人才能做的难事。这是项没有竞争,也不需要特别才能的“大众体育”,她如此地向人们宣传。
 
晩年は、抗がん剤治療を受けながら、東日本大震災で避難した人たちと山を歩いた。自然から元気をもらい、登ることの厳しさと楽しさを分かち合い続けた人生だった。
 
晚年,她在接受抗癌药物治疗的同时,还和遭受东日本大地震的人们一起登山。从自然中获得元气,并不断地将登山的严酷和乐趣分享给大家,这就是她的一生。
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