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白川过世 至今十年

时间: 2016-11-02    进入日语论坛
核心提示:当欄を担当していて漢字の用い方に悩まない日はない。何か使いたい漢語が浮かんでも社内の表記基準に合わないと書き換えざるをえ
(单词翻译:双击或拖选)
当欄を担当していて漢字の用い方に悩まない日はない。何か使いたい漢語が浮かんでも社内の表記基準に合わないと書き換えざるをえない。読みやすさのためとはいえ、漢字の多彩な表現力をいかせないのがもどかしい。
 
自从我负责本栏目后,就没有一天不为汉字的用法而头疼。即便想到要用什么汉字,但如果不符合报社内部的记录标准则必须予以替换。虽说是为了读起来方便,但是没有体现出汉字丰富多彩的表达形式还是令人觉得遗憾。
 
漢字研究で知られる白川静さんも生前、「知識は無限でなけりゃいかん」と漢字の使われ方の貧しさを嘆いた。しばしば例に挙げたのが「おもう」。「思」のみに規制する愚を論じ、想う、懐う、憶うを提唱した。
 
“如果知识无限的话……”,以研究汉字而闻名的白川静在生前也曾叹息汉字用法的贫乏。 他时不时用“おもう”来举例。他谈到,仅用“思”来规范它是非常愚蠢的,并提倡用“想う、懐う、憶う”等来表达。
 
きょう30日で白川さんが亡くなって10年になる。亀甲や獣骨、青銅器に刻まれた文字を読み込んだ。古希を過ぎて世に出した「字統」「字訓」「字通」の字書3部作はいまも読み継がれる。出身の福井市では今月、功績をしのぶ行事が続いた。
 
今天是30号,是白川先生谢世十周年纪念日。他对刻在龟甲、兽骨、青铜器上的文字做过深入的研究,年过古稀还出版了《字统》、《字训》、《字通》三部词典,至今仍为人们所使用。他的家乡福井市依照惯例在本月举办了追思其功绩的活动。
 
研究室にこもり、学会にはほとんど出ず、学界の多数派とは異なる道を歩んだ。「多数派とか少数派とかいうのは、頭数でものを決める政党の派閥の考え方で(略)学術にはなんの関係もない」(「回思九十年」)。
 
他一直把自己关在研究室里,几乎不怎么去学会,走上了一条不同于学界主流的道路。“所谓多数派和少数派这种以数量为依据的做法只是政党派阀的玩意……在学术界根本行不通”(《追思九十年》)。
 
折にふれて語ったのは「漢字文化を復権させ、東洋を回復したい」という願い。平和だった漢字文化圏は四分五裂したが、アジアが分裂して争うのは不自然極まりないことだと訴えた。
 
他每次有机会就会谈到他的心愿,“希望让汉字文化复苏,希望日本回归东亚”。他说,本来一片祥和的汉字文化圈现在四分五裂,亚洲分裂内斗是极其不正常的。
 
あれから10年、漢字文化圏の域内対立は一向に静まらない。ひところより和らいだとは思うものの、日本が中韓に注ぐまなざしはなお冷たいままである。白川さんが漢字研究で論証した通り、文明の源流は同じなのに、下流の末裔(まつえい)たちは忙しくいがみ合っている。
 
十年过去了,汉字文化圈的内部对立一如既往。刚认为平静了一阵子,却又发现日本射向中、韩的目光依旧冷淡。正如白川先生通过汉字研究证明的那样,其文明是同宗同源的,但我们这些不入流的后裔却忙于内斗。
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