秋意浓浓之际也是鲑鱼从海里回到了故乡河流的时节。因为有人告诉能近距离观看鲑鱼的洄游和产卵,我参观了位于北海道知床附近的标津鲑鱼科学馆。它于1991年开馆,今年是第二十五个年头。
市村政樹館長(49)は「今年は夏に台風が三つも四つも襲来して大変でした」と話す。標津川の河口に流木が寄せ、館内の水槽へシロザケを導く魚道が不通になった。復旧に半月、恒例の秋まつりに辛うじて間に合った。
馆长市村政树先生(49岁)说,“今年夏季来了四、五次台风,这给鲑鱼带去了大麻烦”。标津川河口都是随波逐流的木头,它们堵塞了引导鱼类游向馆内水槽的通道。在修复后的半月间,它们好容易赶上了例行的秋日盛会。
多少の増水ならサケには遡上がしやすくて益もある。それでも今年のような台風の連打はさすがに有害だという。せっかく産んだ卵を流されてしまう。
如果水多少增加点的话,都会给鲑鱼的洄游带来便利。然而,如同今年一般的连续台风天气,则会对其带来伤害。它们历尽千难万险产下的卵会被冲走。
はるかアリューシャンやベーリングの海から帰ったサケの産卵は、さながら戦場である。メスは川底の適地をほかのメスと奪い合う。尾びれで砂利を掘り産卵床をしつらえる。オスはと言うと、メスに身を寄せ体を震わせる。さして役に立っているようには見えないが、メスを励ます重要な動きだそうだ。
鲑鱼从遥远的阿留申海域和白令海回归产卵,这无疑就是一场战争。雌鱼们争夺着河底适合产卵的地方,它们用尾鳍挖掘砂砾铺设产床。而雄鱼的话,则拼命摇晃着贴着雌鱼的身体。看起来似乎这没有什么用,但是据说这时鼓励雌鱼的非常重要的动作。
日本大学の牧口祐也助教(34)は標津でサケの心拍を調べた。産卵と放精に要する6~7秒の間、オスメスとも心停止することが確認された。その仕組みにはなお謎が多いが、話を聞いて次世代への命のリレーの大変さを実感する。どの生物にとってもまさに命を燃やす大事業である。
日本大学助理教授牧口祐也(34岁)层在标津测量过鲑鱼的心跳。在产卵和喷射精液的6~7秒间,无论是雌鱼还是雄鱼都会停止心跳。对于这一现象,还存在着诸多的谜团,我听了这些后,切身感受到了它们对延续后代的重视。对于任何一种生物而言,这都是燃烧自身生命的大事业。
〈産卵を終えて浅瀬に流れつく今際(いまわ)の鮭(さけ)の水を打つ音〉磯和子。産卵放精を終えたサケの命は短い。1カ月と持たない。再び大海をめざすこともなく、静かにとこしえの眠りにつく。
“产卵结束后,鲑鱼在浅滩中随波逐流”,这是矶和子的诗。结束产卵射精后的鲑鱼已经时日无多,一个月也活不了。它们无法再回到大海了,只能静静地陷入永眠。