虽是直播,但演员没来。由于鹿群占路,导致其乘坐的列车无法动弹。“如果不想被做成成吉思汗鹿肉(菜名),那就快给我把路让开”,电视台的工作人员一边吼着一边驱赶鹿群,但是它们依然磨磨蹭蹭,不为所动。
北海道が舞台の漫画『チャンネルはそのまま!』の一場面だ。北の大地に限らず全国で、列車がシカとぶつかって遅れが出る事故が増えている。鉄道各社は柵やネットをめぐらしたり、シカの嫌がるライオンのふんを元にした薬剤をまいたりしているものの決め手にならない。
这是以北海道为舞台的漫画《如此频道》中的一幕。不仅是在北方的大地,在全国都有发生火车与鹿相遇导致晚点的情况,且呈现增加趋势。各家铁路公司围起了栅栏和护网,并喷洒用其天敌狮子粪便为原料制作的药剂,可谓手段用尽。
近畿日本鉄道でも、2005年には年50件程度だったシカとの接触が12年からは毎年200件を超えている。対策に手をあげた匹田雄史(ひきたゆうじ)さん(47)は、接触のとくに多い三重県内の線路にカメラを設置して観察を始めた。
在近畿日本铁路方面,2005年还只发生了50次火车遭遇鹿群事件,但从12年起,每年都超过了200次。束手无策的匹田雄史先生(47岁)在鹿患最为严重的三重县境内线路边架设了摄像机开始观察。
親子のシカがエサや水を求めて線路を渡る。鉄分を取ろうとレールをなめる。列車が近づいても、なかなか逃げない。見ているうちに思った。「シカが迷惑というのは鉄道マンの勝手な考え。列車が走らない夜間は通してあげてはどうか」。
母鹿带着小鹿为了寻找食物和水横穿铁轨。为了汲取铁元素,它们舔舐铁轨。而且火车临近时也不逃走。他在看着看着,突然脑子里冒出这样一个想法,“鹿患是铁路员自以为是的想法。如果在没有列车通行的夜里让鹿通行,这又会怎么样呢?”
そして設けたのが「シカ踏切」だ。日中はシカの嫌がる超音波を出して遠ざけ、夜はネットの切れ目から通れるようにする。周辺の接触事故はなくなった。
基于此想法,他设计了“鹿行匝道”。白天,通过设在路边的装置发射鹿讨厌的超音波驱赶它们,晚上则打开护网让鹿通行。这样一来,附近再也没有发生过冲突事件。
全国のシカの数はここ10年で倍増したと言われる。山間部の過疎化で耕作放棄地が増えてシカのすめる場所が広がった。狩猟家が減ったことも影響している。シカが踏み固めた道を見ながら地域社会の変容を思った。
据说全国鹿群的数量在近十年增加了一倍。由于山区人口过少,荒废的农田越来越多,鹿的栖息地越来越大。而猎人的减少也是原因之一。看着鹿踩出的道路,我感受到了当地社会的变迁。