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奇袭珠港 七五周年

时间: 2016-12-11    进入日语论坛
核心提示:75年前のきょう、日本の株式市場は大きな盛り上がりを見せた。日本軍による真珠湾奇襲が歓迎され、海運業など多くの株が値を上
(单词翻译:双击或拖选)
75年前のきょう、日本の株式市場は大きな盛り上がりを見せた。日本軍による真珠湾奇襲が歓迎され、海運業など多くの株が値を上げた。当時の朝日新聞には「さながら現状打破を歓迎する国威発揚相場の観があった」とある。
 
75年前的今天,日本股票市场盛况空前。日本军队奇袭珍珠港深获国民欢迎,有关海运业的很多股票都大涨。当时的朝日新闻上说“国民认为打破了现状,宣扬了国威”。
 
実はこの日の早朝、賀屋興宣(かやおきのり)蔵相が心配していたのは株価下落だった。「残念ながら、戦争を阻止できなかった……国民は内心開戦に反対で、戦争の前途に危惧を持っているのであろう」と語ったとの記録がある(迫水久常〈さこみずひさつね〉著『機関銃下の首相官邸』)。
 
实际上在那天早上,大藏相贺屋兴宣担心的是股票下跌。有以下这样一段记述,“很遗憾,没能阻止战争的发生……国民内心是反对开战的,对战争的前途感到恐惧”(迫水久常著《机关枪下的首相官邸》)。
 
先行きへの不安から株が売られると見たが、結果は逆だった。米軍の戦艦などに大きな打撃を与えたとの発表に高揚感が広がった。脇に追いやられたのは冷静さだった。
 
虽然他认为因为对未来感到不安而会卖掉股票,当时结果恰恰相反。宣扬给美军舰船造成巨大损失的公告使得人们充满了自豪感。冷静也被抛到了脑后。
 
開戦は避けるべきだとの認識は指導者たちの間に広く存在していた。山本五十六(いそろく)・連合艦隊司令長官が「是非やれといはれれば初め半歳(はんとし)か一年の間は随分暴れて御覧(ごらん)に入れる。然(しかし)ながら二年三年となれば全く確信は持てぬ」と語ったのはよく知られる。日米の生産力の差も明らかだった。
 
很多领导人都认为应该避免开战。众所周知,联合舰队总司令山本五十六说过这样一句话,“如果一定要打的话,一年半载内肯定没问题。当时拖到二、三年后则全无自信。”日美之间生产力的差距是非常明显的。
 
歴史書を開くと、内心は戦争に反対していたのに強く主張しなかった要人が多いことに驚く。破滅的な結果を招く可能性を感じつつも自らの責任で発言することを避け、空気に流された。そんな体質はいまの政治に残っていないか。
 
翻开历史书,发现很多军政要人内心反对战争但却只能强硬到底,这令我非常吃惊。虽然预感到可能会招致毁灭的结果,但却推卸自己的责任避而不答,当时的氛围就是这样。这样的政治体质是否在存在现有的政治内吗?
 
安倍晋三首相は今月下旬、真珠湾を訪ねる。慰霊の言葉とともに、日本がなぜ無謀な戦争になだれ込んだのかを語ってほしい。歴史からの教訓に区切りがつくことはない。
 
本月下旬,安倍晋三首相将访问珍珠港。在讲述悼词的同时,能否谈一下日本为何陷入这样无谋战争的理由呢?历史的教训绝不能忘记。
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