“你好。坐着真是失礼”,一位穿着西装的绅士边说边伸出了手。昨天下午,在东京二松学舍大学遇见了机器人夏目漱石先生。今天是这位文豪诞生150周年。
まばたきや手首の動きの滑らかさに驚く。低い声で『夢十夜』と『吾輩は猫である』の一節を読み上げてくれた。漱石が学んだ漢学塾を前身とする同大学が、石黒浩・大阪大教授と共同で製作した。声は孫の夏目房之介さんが吹き込んだ。
其眨眼和头、手动作流畅程度令人大吃一惊。它用低沉的声音给我各念诵了一段《梦十夜》和《我辈是猫》。这所大学前身是漱石就读过的汉学私塾,它会同大阪大学教授石黑浩一起制作了这台机器人。声音是由漱石先生的孙子夏目房之介录制的。
高えりの白シャツにツイードのスーツ。茶色のネクタイもおしゃれだ。「ご家族に尋ねると、服装には凝るタイプ。旧千円札で有名になった40代半ばの写真をもとに洋装を復元しました」と二松学舎の西畑一哉・常任理事(60)は話す。
高领白衬衫配粗花西装。茶色的领带也显得格外精神。“询问了其家人后,我们决定采用其为世人熟知的服饰。以老版千元纸币上那张四十多岁时的照片为基础,还原其所穿的西装”,二松学舍的常任理事西田一哉(60岁)说道。
大学で英文学を講じた漱石はすきのない洋装で教壇に立った。磨きたての靴。カフスボタンを指先で回し、カイゼルヒゲをハンカチで何度もみがく。「キザ」「こわもて」。教え子たちが印象を書き残している(亀井俊介著『英文学者夏目漱石』)。
在大学教授英国文学的漱石先生一直以洋装面对学生。鞋子也一直不换。他一边摸着袖子上的装饰扣,一边用毛巾擦着他的凯撒胡。“不和蔼”;“太严肃”。学生们记下了对他的印象(龟井俊介著《英国文学家夏目漱石》)。
実生活では洋服にこだわったはずなのに、『坊っちゃん』や『猫』では、洋装にかぶれた連中に注ぐ主人公のまなざしが冷たい。文学でも哲学でも、西洋と東洋の間で生涯迷い続けた人である。服装への思いにも和洋の揺らぎがあったのだろうか。
在实际生活中,他不执着于穿西装,反倒是在《少爷》和《猫》中主人公总是对那些一身洋装的家伙投以冷漠的眼神。无论是文学还是哲学,他都徘徊迷茫于本土和西洋之间,一生皆是如此。或许在服装方面也是如此。
漱石アンドロイドはまもなく漢詩の朗読を始める。秋には在校生を集めて創立140年の記念講演に臨む予定だ。いつか粋に羽織はかまを着こなす先生に会えるかもしれない。
漱石机器人马上就要开始朗读汉诗了。在秋天举办学校创建140年的纪念演讲上,它将当着全体在校生表演。或许有一天,我们能见到身着传统服饰的夏目先生。