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海边出生 海边成长

时间: 2017-03-09    进入日语论坛
核心提示:真新しい防波堤に、穏やかな春の波が寄せる。6年前、東日本大震災の津波に見舞われた岩手県宮古市の日出島(ひでしま)漁港を訪
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真新しい防波堤に、穏やかな春の波が寄せる。6年前、東日本大震災の津波に見舞われた岩手県宮古市の日出島(ひでしま)漁港を訪ねた。漁師の父を失った佐々木朝飛(あさと)君(10)に会うためだ。小学5年生。丸顔に短い髪、快活に話す。
 
平静的春日海浪一波波地涌向崭新的海堤。我走访了岩手县宫古市的日出岛海港。6年前,东日本大地震引发的海啸袭击了此处。失去身为渔夫的父亲的佐佐木朝飞小朋友(10岁),他今年读小学五年级,圆圆的脸,短短的头发,说话很爽快。
 
父と曽祖母、家を津波に奪われた。いまの思いを作文につづり、全国コンクールで最高賞に輝く。「何がおき、これからどんな日々が待っているかなんて想像することも、考えることもできなかった。あれからずっと、海へと消えてしまった父のことが思い出せずにいる」と書いた。
 
海啸夺走了他的父亲、奶奶和房子。他将现在的想法写进了作文里,并在全国竞赛中获得了最高奖。“不管怎么说,将来会怎么样,现在再怎么想也是无用。自那之后,我就一直没有想过父亲消失在大海了。”
 
震災の日は幼稚園にいた。覚えているのは机の下に潜ってかじったビスコの味くらい。それが最近は急に父のことを知りたくなった。家族に思い出を尋ね、魚市場も見学した。「海の仕事がしたくて、母と一緒になりがんばってきた父」「船に乗り、生き生きと働く姿が見たかった」。
 
发生地震的那天,他还在读幼儿园。他只记得躲在桌子底下吃纤维饼干。而最近,他忽然很想知道关于父亲的事情。他向家人询问相关的记忆,还去水产市场参观学习。“我想从事关于海的工作,和母亲一起努力干活”;“我想乘船出海,看看渔民们辛勤劳作的样子”。
 
親潮と黒潮がぶつかる三陸沖は屈指の漁場である。「いつの日か、僕もその仲間に入れてもらおう(略)『おれを見ててけろな』と、海と約束した」。
 
在寒流和暖流交汇的三陆海域,是日本屈指可数的渔场。“总有一天,我会加入他们的行列……看我的吧,我已经和大海约定好了。”
 
失った家族とどう向き合うか。被災地の模索はなお続く。埋めようのない喪失感に苦しむ人がいれば、自ら記憶の断片を拾い集める人もいる。物心のつく前に被災した子どもたちも、家族の姿を胸に刻みたいと感じる年齢にさしかかりつつある。
 
如何面对失去的家人?灾区正在不断地摸索。既有人沉溺于无法忘却的丧失感中,也有人收集自己记忆残片的人。而在懂事之前遭受这一灾难的孩子们,也渐渐到了想把家人的样子牢记心中的年龄了。
 
震災による死者不明者は1万8千人余り。朝飛君の父、裕太(ゆうた)さんもその一人である。当時28歳。きょう5日には朝飛君も出席し、七回忌の法要が営まれる。
 
地震导致1万8千多人死亡或失踪。朝飞小朋友的父亲裕太先生就是其中之一。他那年28岁。在5日,即今天,他也要出席七周年忌活动。
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