现在,大家在报纸上看到的字大约长3.3毫米,宽3.9毫米。大家是觉得看起来大小适合呢?还是觉得太小了呢?
読者の方々の要望を受け、本紙は何度か文字を大きくしてきた。書き手としては正直なところ、載せられる記事量が減ることにさびしさを覚えた。ところが自分も老眼になると、「なぜこんなに小さいのか」としみじみ思う。
本报曾接受各位读者的请求,多次将文字放大。对于写的人而言,这是件好事,然而由于信息量的减少还是令人觉得有些落寞。但是我自己也是视力越来越差,也会痛感“为何字是如此之小?”
「弱視のため新聞や本を読むと鼻先が黒くなる人もいる。ルーペを手に、顔をこすりつけるほど近づけて読むんです」。NPO大活字文化普及協会の事務局長を務める市橋正光(いちはしまさみつ)さん(43)は話す。読書に困難のある人々のために、一般の本よりも数倍大きい活字の本を刊行してきた。
“有些人因为弱视,必须贴着报纸和书看。手拿放大镜,将脸凑上去,看起书来非常辛苦。”NOP大印刷字文化普及协会的事务长市桥正光先生(43岁)如此说道。为了那些读书困难的人们,该协会不断在刊印字号比一般书记大几倍的书册。
4年前には、本の街として知られる東京・神保町に大活字専門の書店を開いた。村上春樹、東野圭吾、浅田次郎といった作家の作品を刊行してきた。高齢化が進んで目に悩む人が多くなり、引き合いが徐々に増えたという。
4年前,在以“书街”出名的东京•神保町上,有家大印刷字书籍专营店开业了,发行过村上春树、东野圭吾、浅田次郎等作家的作品。随着高龄化,眼睛不便的人越来越多,而与之对应的买卖也在逐渐增加。
とはいえ、大活字本を取りまく環境は甘くない。1点ごとに出版社や著作者と契約交渉が欠かせない。文字が大きい分、ページが増えて割高になってしまう。
话虽如此,但是翻阅大字号书籍的环境还是不容乐观。出版社和作者的合同谈判需要非常细致,不能漏过一个细节。由于文字变大,页数变多,价格也会水涨船高。
市橋さんの話を聞き、ふいにわが祖父のことを思い出した。晩年に視力が衰え、唯一の趣味だった読書がかなわないことを嘆きつつ亡くなった。老いも若きも目を酷使している現代社会である。いまから100年後、200年後の私たちは、どんなサイズの文字に囲まれて暮らしているのだろうか。
听了市桥先生的话,我忽然想起了我的祖父。他晚年由于视力衰退失去了唯一的乐趣——阅读,最后他在遗憾中告别了人世。现代社会,无论是老年人还是年轻人都处于用眼过度的状态。此后100年、200年,那时的人类又将在生活中看到何种尺寸的文字呢?