距今89年前,就昭和天皇的登基典礼,报社之间展开了激烈的竞争。如何才能将照片第一时间通过电报传到报社?如何才能全国同步登载?在这次竞争中,本报完败于每日新闻。
毎日は皇居で撮った写真をすぐ大阪へ送り、号外を印刷した。ファクスの誕生である。後に東京電機大の初代学長を務める丹羽保次郎らが開発した(『技術は人なり。』)。
每日新闻能将在皇宫拍摄的照片即时传回大阪,并印刷成号外。而这离不开传真的出现。而它是由日后担任东京电机大学第一任校长的丹羽保次郎等人开发的(《技术似人》)。
最近はメールに押されてかすみがちだったが、ここに来てファクスが恐ろしいほど存在感を放つ。一昨年、安倍昭恵首相夫人付の職員が送った1通のファクスで国会が大揺れである。「財務省本省に問い合わせ、国有財産審理室長から回答を得ました」。文面は簡にして要を得ている。
最近传真不敌风头正劲的电子邮件,前景有点不妙,但下面这封传真却散发着极为可怕的气息。前年,首相夫人安倍昭惠的一位随侍发送的一封传真令国会陷入了极大的动荡。“询问了财务省总部,从国有财产审理办公署主任那里获得了回应”,传真的内容简明扼要。
「依頼とか不当な圧力ではまったくない」。ファクスについて、安倍晋三首相はきのう再三釈明したものの、およそ説得力に欠ける。「内閣総理大臣夫人付」を名乗る職員が森友学園の意向を伝えた時点で、官邸からの働きかけと受け止めるのが自然だろう。
“所谓委托抑或不合理的压力完全不存在”,昨天就这封传真,首相安倍晋三再三做了解释,但基本上都缺乏说服力。在自称“内阁总理大臣夫人随侍”的职员传递森友学园意图的时候,首相施加影响并促成此事也是符合常理的。
ファクスの全盛期、「送信したら相手に確認の電話を」と言われたことを思い出す。あの職員も緊張しながら宛先番号のボタンを押し、送信後は律義に着信を確かめたのだろうか。
我记得在传真的全盛期,曾被要求“发送完后给对方打去确认电话”。卷入此事的那位员工想必也是非常紧张地按着传真号码,或许还在事后按照规矩打去了确认电话吧。
〈FAXで送られてくる字の細さ疲れたひとは物陰にゐる〉黒木三千代。渦中の送り主は経産省職員と聞く。いまはさぞ身も細るような思いだろうと想像する。今世紀の日本でこれほどの耳目を集めるファクスは、もう出現しないかもしれない。
“FAX送信颇辛劳,筋疲力尽亦不少”,这是黑木三千代的诗。据说这位深涉其中的送信人是经济产业省的一位工作人员。我想他现在肯定是惶惶不可终日了。在本世纪的日本,没有一封传真比这个更吸引人注意了。