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本田正信の思慮

时间: 2015-10-24    进入日语论坛
核心提示: 江戸幕府を開いた徳川家康が大御所となって駿府にいたころ、城下でたびたび火事が起きました。事態を憂慮した家康は、側近の本
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 江戸幕府を開いた徳川家康が大御所となって駿府にいたころ、城下でたびたび火事が起きました。事態を憂慮した家康は、側近の本田正信に対し、
 
「今後、火事を起こした者には切腹を申しつける。そのように触れを出せ」
 
と命じました。正信は承知しましたと言って引き下がりました。翌日、正信が出仕してくると、家康は昨日の件は触れ出したかと尋ねました。ところが、正信は、
 
「あれから思案いたしましたところ、妥当なご沙汰ではないと思い、触れ出すのを差し控えました」
 
と答えました。むっとして気色ばんだ家康が、そのわけを問うと、正信は次のように答えました。
 
「もし四天王の井伊直政の屋敷から火が出たとして、切腹を申し付けることができましょうか。小身の者は切腹させ、大身の者は切腹させないという不公平が行われると、天下の政治は成り立ちません」
 
 これには家康も納得し、切腹云々の件は沙汰やみとなりました。
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