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第14章 パーシーとパッドフット(20)

时间: 2023-05-31    进入日语论坛
核心提示:真夜中を過ぎ、談だん話わ室しつには三人とクルックシャンクスのほかは誰もいない。ハーマイオニーが二人のレポートのあちこちに
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真夜中を過ぎ、談だん話わ室しつには三人とクルックシャンクスのほかは誰もいない。ハーマイオニーが二人のレポートのあちこちに手を入れる羽は根ねペンの音と、事実関係を確かめるのにテーブルに散らばった参さん考こう書しょをめくる音だけが聞こえた。ハリーは疲れ切っていた。胃袋が奇き妙みょうに空からっぽでむかむかするのは、疲労感とは無関係で、暖炉の火の中でチリチリに焼け焦こげている手紙が原因だった。

ホグワーツの生徒の半分はハリーのことをおかしいと思い、正しょう気きではないとさえ思っていることを、ハリーは知っていた。「日にっ刊かん予よ言げん者しゃ新しん聞ぶん」が何ヵ月もハリーについて悪辣あくらつな中ちゅう傷しょうをしてきたことも知っていた。しかし、それをパーシーの手書きで見るのはまた別だった。パーシーがロンにハリーとつき合うなと忠ちゅう告こくし、アンブリッジに告げ口しろとまで言う手紙を読むと、他の何よりも生々なまなましく感じられた。パーシーとはこれまで四年間つき合いがあった。夏休みには家に遊びにいったし、クィディッチ・ワールドカップでは同じテントに泊とまった。去年の三校対たい抗こう試じ合あいでは、二番目の課題かだいでパーシーから満点をもらいさえした。それなのにいま、パーシーは僕のことを、情じょう緒ちょ不安定で暴力を振るうかもしれないと思っている。

急に自分の名な付づけ親おやを哀あわれに思う気持が込み上げてきた。いまのハリーの気持を本当に理解できるのは、同じ状況に置かれていたシリウスだけかもしれないと思った。魔法界のほとんどすべての人が、シリウスを危険な殺人者で、ヴォルデモートの強力な支持者だと思い込んでいた。シリウスはそういう誤解ごかいに耐たえて生きてきた。十四年も……。

ハリーは目を瞬しばたたいた。火の中にありえないものが見えたのだ。それはちらりと目に入って、たちまち消えた。まさか……そんなはずは……気のせいだ。シリウスのことを考えていたからだ……。


  时间已过午夜,公共休息室里空荡荡的,只有他们三个和克鲁克山。四下里一片寂静,只听见赫敏的羽毛笔在他们的论文上这里那里划去一些句子的声音,还有她查找摊在桌上的那些参考书、核实一些细节时翻动书页的声音。哈利累极了。他还感到内心有一种空落落的、不舒服的异样感觉,这感觉跟疲劳没有关系,而跟此刻在炉火里卷成黑色灰烬的那封信大有关系。
  他知道霍格沃茨校内一半的人都认为他很古怪,甚至疯狂。他知道《预言家日报》几个月来一直别有用心地在提及他,但是此刻看见珀西信里白纸黑字地写着那样的话,得知珀西建议罗恩与他断绝关系,甚至到乌姆里奇那里去告他的状,他这才第一次真真切切地认识到自己的处境。他已经认识珀西四年了,暑假曾住在他们家里,魁地奇球世界杯赛时还跟他合住一个帐篷,甚至在上学期的三强争霸赛的第二个项目中,还从他那里得到过满分,然而现在,珀西认为他精神错乱,还可能有暴力倾向。
  哈利心头油然涌起一阵对教父的同情,他想,在他认识的人当中,也许只有小天狼星一个人能够真正理解他目前的感受,因为小天狼星的处境和他一样。巫师界里几乎人人都认为小天狼星是一个危险的杀人犯,是伏地魔的得力拥护者,他曾不得不顶着这样的罪名生活了十四年——
  哈利眨了眨眼睛。他刚才在炉火里看到了一样东西,一样绝不可能在那里出现的东西。它突然闪现出来,又立刻消失了。
  不——不可能——一定是他的幻觉,因为他正在想着小天狼星——
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