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第37章 失われた予言 The Lost Prophecy(11)_ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:ハリーはまた立ち上がっていた。激はげしい怒りで、ダンブルドアに飛びかかりかねなかった。ダンブルドアはシリウスをまったく理
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ハリーはまた立ち上がっていた。激はげしい怒りで、ダンブルドアに飛びかかりかねなかった。ダンブルドアはシリウスをまったく理解していないんだ。どんなに勇敢ゆうかんだったか、どんなに苦しんでいたか……。

「スネイプはどうなったんです」ハリーが吐はき捨すてるように言った。「あの人のことは何にも話さないんですね ヴォルデモートがシリウスを捕とらえたと僕が言ったとき、あの人はいつものように僕をせせら笑っただけだった――」

「ハリー、スネイプ先生は、ドローレス・アンブリッジの前で、きみの言うことを真まに受けていないふりをするしかなかったのじゃ」ダンブルドアの話しぶりは変わらなかった。「しかし、もう話したとおり、スネイプ先生は、きみが言ったことをできるだけ早く騎き士し団だんに通報つうほうした。森からきみが戻らなかったとき、きみがどこに行ったかを推測すいそくしたのはスネイプ先生じゃ。アンブリッジ先生がきみに無理やりシリウスの居い場ば所しょを吐かせようとしたとき、偽にせの『真しん実じつ薬やく』を渡したのもスネイプ先生じゃ」

ハリーは耳を貸かさなかった。スネイプを責めるのは残忍ざんにんな喜びだった。自分自身の恐ろしい罪ざい悪あく感かんを和やわらげてくれるような気がした。ダンブルドアにハリーの言うとおりだと言わせたかった。

「シリウスが屋敷やしきの中にいることを、スネイプは――スネイプはちくちく突ついて――苦しめた。――シリウスが臆おく病びょう者ものだって決めつけた――」

「シリウスは、十分大人おとなで、賢かしこい。そんな軽いからかいで傷きずつきはしない」ダンブルドアが言った。

「スネイプは『閉へい心しん術じゅつ』の訓練をやめた」ハリーが唸うなった。「スネイプが僕を研究室から放ほうり出した」

「知っておる」ダンブルドアが重苦しく言った。「わし自身が教えなかったのは過あやまちじゃったと、すでに言うた。ただ、あの時点では、わしの面前できみの心をヴォルデモートに対してさらに開くのは、この上なく危険だと確信かくしんしておった――」

「スネイプはかえって状況を悪くしたんだ。僕は訓練のあといつも、傷きず痕あとの痛みがひどくなった――」ハリーはロンがどう考えたかを思い出し、それに飛びついた。「――スネイプが僕を弱めて、ヴォルデモートが入りやすくしたかもしれないのに、先生にはどうしてそうじゃないってわかるんですか――」

「わしはセブルス・スネイプを信じておる」ダンブルドアはごく自然に言った。「しかし、失念しつねんしておった――これも老人の過ちじゃが――傷きずが深すぎて治なおらないこともある。スネイプ先生は、きみの父上に対する感情を克服こくふくできるじゃろうと思うたのじゃが――わしが間違っておった」

「だけど、そっちは問題じゃないってわけ」壁かべの肖しょう像ぞう画がが憤慨ふんがいして顔をしかめたり、非難ひなんがましく呟つぶやくのを無む視しして、ハリーが叫さけんだ。「スネイプが僕の父さんを憎にくむのはよくて、シリウスがクリーチャーを憎むのはよくないって言うわけ」

「シリウスはクリーチャーを憎んだわけではない」ダンブルドアが言った。「関心かんしんを寄せたり気にかけたりする価値のない召使めしつかいとみなしていた。あからさまな憎しみより、無関心や無む頓とん着ちゃくのほうが、往々おうおうにしてより大きな打撃だげきを与えるものじゃ……今夜わしらが壊こわしてしもうた「同胞どうほうの泉」は、虚偽きょぎの泉であった。我々魔法使いは、あまりにも長きにわたって、同胞の待遇たいぐうを誤あやまり、虐ぎゃく待たいしてきた。いま、その報むくいを受けておるのじゃ」

「それじゃ、シリウスは、自じ業ごう自じ得とくだったって」ハリーが絶ぜっ叫きょうした。

「そうは言うておらん。これからも決してそんなことは言わぬ」ダンブルドアが静かに答えた。「シリウスは残酷ざんこくな男ではなかった。屋敷やしきしもべ全般ぜんぱんに対してはやさしかった。しかしクリーチャーには愛情を持っていなかった。クリーチャーは、シリウスが憎んでいた家を生々なまなましく思い出させたからじゃ」

「ああ、シリウスはあの家をほんとに憎んでた」涙声になり、ハリーはダンブルドアに背を向けて歩き出した。いまや太陽は燦々さんさんと部屋に降ふり注ぎ、肖像画の目が一斉いっせいにハリーのあとを追った。自分が何をしているかの意識もなく、部屋の中の何も目に入らず、ハリーは歩いていた。「先生は、あの屋敷にシリウスを閉じ込めた。シリウスはそれがいやだったんだ。だから昨晩、出て行きたかったんだ――」

「わしはシリウスを生き延のびさせたかったのじゃ」ダンブルドアが静かに言った。

「誰だって閉じ込められるのはいやだ」ハリーは激怒げきどしてダンブルドアに食ってかかった。

「先生は夏中僕をそういう目に遭あわせた――」


    他又站了起来,火冒三丈,准备冲上去狠狠教训邓布利多一顿:显然他根本不了解小天狼星,不知道他有多么勇敢,不知道他曾经历了多少苦难……
    “那斯内普呢?”哈利反驳道,“你还没有提到他,不是吗?当我告诉他伏地魔抓了小天狼星的时候,他只是跟平时一样地嘲笑我!—— ”
    “哈利,你知道的,当着多洛雷斯·乌姆里奇的面,斯内普教授别无选择,只能装着对你的话满不在乎。”邓布利多从容地说,“然而正如我刚才所说的,他尽可能快地把你所说的一切通知了凤凰社成员。你没有从禁林里回来,是他推测出你的去向。当乌姆里奇教授试图逼你说出小天狼星下落的时候,也是他给了她假的吐真剂。”
    哈利根本不理会这些,他在谴责斯内普的过程中心里有一种痛快淋漓的快感,似乎这样能够缓解他那可怕的罪恶感,同时他还希望邓布利多能够附和他。
    “斯内普—— 斯内普唆使小天狼星留下来待在家里—— 他把小天狼星当作胆小鬼了—— ”
    “小天狼星年纪不小了,而且相当精明,他不会让这样的小小奚落影响到自己。”邓布利多说。
    “斯内普没有继续教我大脑封闭术!”哈利气呼呼地大喊,“他把我赶出了他的办公室!”
    “这事我知道。”邓布利多沉重地说,“我已经说过我没有亲自教你是个错误,虽然在那个时候,我确信,在我面前没有什么比向伏地魔进一步暴露你的思想更危险—— ”
    “斯内普把事情搞得越来越糟,我的伤疤在上完他的课之后总是疼得更加厉害—— ”哈利记起罗恩对这门课的想法,接着补充说,“—— 你怎么知道他没有设法让我降低对伏地魔的防御能力,以便使伏地魔更容易入侵到我的—— ”
    “我信任西弗勒斯·斯内普,”邓布利多简单地说,“但是我忘记了老年人的另一个错误—— 有些伤口太深,不容易愈合。我以为斯内普教授能够克服他对你父亲的感觉—— 我错了。”
    “那就是了,不是吗?”哈利吼道,压根儿没有在意墙上那些令人厌恶的肖像们的表情和小声嘀咕的责难声,“斯内普讨厌我爸爸就可以,而小天狼星讨厌克利切就不行?”
    “小天狼星没有不喜欢克利切,”邓布利多说,“他只是把他看作是个不值得过多留意或更多关心的佣人。可是漠不关心,还有视而不见,往往会比直截了当的厌恶造成的伤害大得多……今天晚上我们摧毁的那个喷泉说了一个谎。我们这些巫师长期以来虐待、谩骂我们的伙伴,现在我们是自食其果。”
    “你是说小天狼星罪有应得,是不是?”哈利狂吼着。
    “我没有这样说,你也永远不会听到我说这样的话。”邓布利多轻轻地回答,“小天狼星不是一个冷酷的人,他通常对家养小精灵是很好的。他不喜欢克利切,因为克利切是他所讨厌的那个家庭的一个活的记忆。”
    “所以,他讨厌他!”哈利粗声粗气地说,没理邓布利多就径自走开了。此刻,房间里的光线很明亮,所有肖像的目光都盯在他身上,没有人知道他要做什么,也没有人看这间办公室。“你让他留下来做牢似的待在屋子里,而他讨厌这样,所以他昨天晚上想要出来—— ”
    “我一直在努力保护小天狼星。”邓布利多轻轻地说。
    “可是没有人喜欢被锁起来!”哈利气恼到极点,反驳道,“去年整个夏天你就是这样对待我的—— ”
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