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第28章 スネイプの最悪の記憶(9)

时间: 2023-06-13    进入日语论坛
核心提示:ハリーは光景こうけいを満喫まんきつして、笑いながら頭を低くして駆かけ出した。ちょっと先の廊下ろうかに掛かかったタペストリ
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ハリーは光景こうけいを満喫まんきつして、笑いながら頭を低くして駆かけ出した。ちょっと先の廊下ろうかに掛かかったタペストリーの裏うらに、隠れたドアがあることを知っていたのだ。滑すべり込むと、そこにフレッドとジョージが隠れていた。アンブリッジとフィルチが叫さけぶのを聞きながら、声を押し殺し、体を震ふるわせて笑いこけていた。

「すごいよ」ハリーはニヤッと笑いながら低い声で言った。「ほんとにすごい……君たちのせいで、ドクター・フィリバスターも商売上がったりだよ。間違いない……」

「ありがと」ジョージが笑いすぎて流れた涙を拭ふきながら小声で言った。「ああ、あいつが次は『消しょう失しつ呪じゅ文もん』を使ってくれるといいんだけどな……そのたびに花火が十倍に増えるんだ」

花火は燃え続け、その午後学校中に広がった。相当な被害ひがいを引き起こし、とくに爆竹ばくちくがひどかったが、先生方はあまり気にしていないようだった。

「おや、まあ」マクゴナガル先生は、自分の教室の周りにドラゴンが一匹舞まい上がり、バンバン大きな音を出したり火を吐はいたりするのを見て、茶化ちゃかすように言った。「ミス・ブラウン。校長先生のところに行って、教室に逃亡とうぼうした花火がいると報告ほうこくしてくれませんか」

結局のところ、アンブリッジ先生は校長として最初の日の午後を、学校中を飛び回って過ごした。先生方が、校長なしではなぜか自分の教室から花火を追い払えないと、校長を呼び出したからだ。最後の終業ベルが鳴り、みんながカバンを持ってグリフィンドール塔とうに帰る途と中ちゅう、ハリーは、フリットウィック先生の教室からよれよれになって出てくるアンブリッジを見た。髪かみ振り乱し、煤すすだらけで汗ばんだ顔のアンブリッジを見て、ハリーは大いに満足した。

「先生、どうもありがとう」フリットウィック先生の小さなキーキー声が聞こえた。「線香せんこう花火はもちろん私でも退治たいじできたのですが、なにしろ、そんな権限けんげんがあるかどうかはっきりわからなかったので」先生は、にっこり笑って、噛かみつきそうな顔のアンブリッジの鼻先で教室のドアを閉めた。

その夜のグリフィンドール談だん話わ室しつで、フレッドとジョージは英雄だった。ハーマイオニーでさえ、興こう奮ふんした生徒たちを掻かき分けて、二人におめでとうを言った。


  哈利看够了,他笑着深深弯下腰,顺着走廊向不远处的一扇门跑去,他知道这扇门就隐藏在一幅挂毯后面。他悄悄溜进去,发现弗雷德和乔治正藏在门后,他们俩听着乌姆里奇和费尔奇大喊大叫,使劲憋住笑,弄得身上直发抖。
  “了不起,”哈利轻轻地说,咧开嘴笑着,“真了不起——你们会把费力拔博士的生意挤垮的,没问题——”
  “谢谢,”乔治低声说,一边抹去脸上笑出来的眼泪,“嘿,我希望她接下来对它们试试消失咒——只要你这么干,它们就会成十倍地增长。”
  整个下午,烟火一直在燃烧,而且扩散到了学校里的每个地方。尽管这些烟火,尤其是那些爆竹引发了很多混乱,可别的老师好像并不是很在意。
  “天哪,天哪,”麦格教授嘲讽地说,这时一条火龙正在她的教室里四处飞舞,发出响亮的爆炸声,喷出火焰,“布朗小姐,请问你能不能跑去告诉校长一声,我们教室里有一个漏网的烟火?”
  结果乌姆里奇当上校长的头一个下午,全都用来在学校各处跑来跑去,应付其他老师的要求。离了她,这些老师好像谁都没办法清除自己房间里的烟火。放学的铃声响了起来,他们拿着书包朝格兰芬多塔楼走去,这时哈利非常满意地看到,衣冠不整、被烟火熏黑了的乌姆里奇正步履蹒跚、满脸是汗地走出弗立维教授的教室。
“非常感谢你,教授!”弗立维教授用尖细的声音说,“当然了,我自己能够清除这些烟火棍,但是我不能肯定自己是否有这个权力。”他满脸笑容,当着脸上污七八糟的乌姆里奇的面关上了教室的门。那天晚上,在格兰芬多公共休息室里,弗雷德和乔治成了英雄。连赫敏都奋力挤过兴奋的人群去祝贺他们。
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