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創造の人生71

时间: 2020-10-28    进入日语论坛
核心提示:福祉施設への肩入れ 幼児開発と相前後してはじめた障害者福祉の仕事も、いつの間にか、井深の重要な仕事の一つになっていた。前
(单词翻译:双击或拖选)
 福祉施設への肩入れ
 
 幼児開発と相前後してはじめた障害者福祉の仕事も、いつの間にか、井深の重要な仕事の一つになっていた。前述のように、最初は、可愛がっていた次女のためという発想からはじめたものだが〈すぎな会〉を設立したのを契機に、この問題は自分に課せられた社会的義務と思い、積極的に取り組むようになった。
 井深がそんな思いをもつようになったのは、昭和四十年九月、「心身障害児(者)コロニー懇談会」の常任委員に就任したことがきっかけだった。もともとコロニーは結核回復者のアフターケアの実践から生まれたものだが、国でも心身障害者を対象にした本格的なコロニー計画をすすめることになり、その実践者であった井深に協力を求めたわけだ。当時、井深は公私ともに多事多難な時期で、できることなら委員就任を辞退したかった。しかし、これまで自分自身が体験したことを、国の計画のなかで活かしてもらえれば、より多くの身障者が救われると思い直し、引き受けることにした。
 その井深が懇談会でとくに強調したのは、施設を主宰する人と、職員に人を得ること。同時に、親の熱意が絶対に必要だという点である。また、施設への寄付に対する税金面の配慮も欠かせないと訴えてきた。
 こうした提言をもとにつくられたのが、昭和四十六年四月、群馬県高崎市郊外に建設された国立心身障害者コロニー(収容定員五五〇名)である。このコロニーは精神薄弱の程度のいちじるしい障害者が、適切な保護、指導のもとに社会生活が営めるようにつくられた本格的な福祉施設であった。しかも、これを契機に、大阪、愛知、北海道などでも同じような施設がつくられるなど、国の福祉政策も大きく前進した。
 この前後になると、井深の福祉事業に寄せる思い入れはいちだんと熱がこもってくる。たとえば、昭和四十六年には栃木県鹿沼に、働いて自活できる施設『希望の家』を新たにつくった。ここではソニー向けのスピーカー木箱を製造している。これで井深が直接関係する施設は旭出学園、すぎな会、希望の家と三つに増えたわけだ。最初、井深が世話になった旭出学園も、いまでは富士山の裾野に立派な施設をつくり、そこで障害者たちが焼物や織物をつくるなど、自活の道を模索している。
 もう一つ、特筆しなければならないのは、大分県別府にある『太陽の家』(会長・井深大)の存在である。ここの特長は、障害者の単なる施設でなく、そういう人たちが中心になって運営している〈会社〉であることだ。それも立石電機、本田技研、三菱商事、ソニーなどが太陽の家とジョイントしてできた四つの工場からなっている。
 発案者は、整形外科医だった中村裕医博である。中村は以前からハンディキャップをもった人に仕事を与え、経済的に自立させることが、本当の福祉厚生になるとの信念をもち、太陽の家の設立を思い立った。昭和四十六年頃の話である。
 ところが、相談を受けた厚生省は頭から反対した。障害者の会社などもってのほかというわけだ。そこで中村は労働省や通産省に何度も足を運び説得を続け、ついに「障害者工場福祉法」という法律をつくらせることに成功する。その結果、補助金で工場を建てられる道が拓けた。
 ソニー太陽の家では、現在、百数十名(四社合計五三〇名、うち障害者四〇〇名)の従業員を抱えている。そして、もっぱらウォークマン用のヘッドフォンの生産を手がけているが、生産効率も、品質面でも普通の人とほとんどかわらず、黒字の業績を上げているという。この成功が井深にとってたいへんな励みになったことはいうまでもない。障害者といえども、シッカリした目標を与えてやれば、ちゃんと自活できるというかねての持論が実証されたからだ。
 その井深は、いま前記の仕事以外の福祉事業に数多くタッチしている。たとえば、全国心身障害児福祉財団理事、全日本精神薄弱者育成会理事、老人福祉開発センター理事、脳療育研究所理事長、身体障害者自立情報センター会長、日本家庭福祉会理事などである。それもよくありがちな名誉職的な存在でなく、率先して活動に参加、日本の福祉事業の発展向上に献身的な努力を続けている。
 
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