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パンダの赤ちゃん 写真を公開
7月6日 19時4分
東京上野動物園のパンダの赤ちゃんです。きょう、写真が公開されました。誕生からほぼ1日経ったきょう午前11時20分に飼育員が撮影しました。母親のシンシンの右の胸のところ、こちらが赤ちゃんです。おっぱいを吸わせているんでしょうか。シンシンは大事そうに抱きかかえていましたね。で、体はこのようにピンク色で全体的に白い産毛(うぶげ)が生えているのがわかりますね。生後30日から38日ほどで白と黒がはっきりとしてきて、大人のパンダと同じような色になるということです。
写真を公開した東京上野動物園、パンダの親子の様子について、「15分ぐらいの間隔でですね、子供がなければ、すぐに目を覚まして、寝てても目を覚まして、また子供を抱くというように繰り返されてるような様子ですね。こう大切にしてる様子がうかがえますので、きっといいお母さんになれると思います。」
地元上野は、赤ちゃん誕生にわいています。こちらの靴店には、こんな革靴が。「遊び心でディスプレー用として作り出してもらった。この靴を見て、さらに笑顔になっていただければ。」
横浜の中華街では、パンダの顔をかたどった中華まんじゅうが人気を集めていました。「赤ちゃん誕生、おめでとう。」「元気に育ってね。」
こんな準備も、パンダの赤ちゃん用のミルクです。開発した会社では、要請があれば、すぐに生産に入れる態勢をとっています。「順調にですね、大きくなってもらって、そのへんの過程ですね、ミルクの何かの役にたてれば非常にありがたい。」
この赤ちゃんパンダ、私たちが見られるのは、いつになるんでしょうか。パンダの親は、子供への愛着が深く、授乳しながら片ときも離さずに育てるということです。乳ばなれするまで半年以上かかります。
一般公開の時期は、まだ決まっていませんが。これまでに上野動物園で生まれたトントンとユウユウは、いずれも半年ほどで公開されていて、今回も半年後が目安になるということです。
「小さくして生まれるので、成長も時間がかかります。しばらくは、ちょっとそっとして様子を見ていきたいと思います。」