听力原文
節電の夏“冷やし商戦”が熱い
7月5日 18時13分
暑い夏を食べ物で涼しく。節電への関心が高まるなか、食品メーカーなどが新しく開発した商品の発表会が開かれました。キーワードは「冷やし」です。
このカップラーメン、お湯を半分くらいまで注ぎます。3分経ったら、氷を入れます。「氷を下にやりますと、すごく冷えてきます。」低温でも固まりにくいあぶるを使っているため、冷やしても食べやすいということです。「どんな味が想像つかなかったんですが、さっぱりした味です。」「逆転の発想ですね、定番商品をいかに楽しくおいしく食べていただくかということに着目して、今回は氷を入れていただく。」
食品メーカーなどが開いた新商品の発表会です。とり出して冷たい緑茶を入れるだけ、お茶漬けの出来上がりです。こちらは、ロック専用のワインです。味が薄くならないよう、甘みを強くしています。「みなさんは同じ時期に同じことを考えたことを思って、これはやっぱり節電のところのテーマをみなさん考えたかと。そういうニーズがあるところに対しては、需要を掘り起こしす側として提案していくということが大事だというふうに思っています。」
コンビニエンスストアなどが独自に開発した商品を増えてきています。こちらは冷やして食べるあんぱんです。この夏新たに売り出しました。冷たさを強調した菓子を去年より20パーセント増やすなど、品ぞろえを強化しています。「やっぱり冷たいほうがおいしいかなと。」「なるべく、クーラーとかを弱くして、それに冷たいものを食べて。」
節電意識の高まりもあって、各社はこの夏、去年以上にこうした商品の売れ行きが伸びるとみています。冷たい商品で、新たな需要を掘り起こそうという夏の商戦がいちだんと熱気を帯びています。