原文
東京 水元公園で除染作業
7月10日 7時8分
周辺より高い放射線量が測定された東京葛飾区の都立公園で、汚染された土を取り除く除染作業がきのう行なわれました。
葛飾区にある都立水元公園では、先月東京都が行なった調査で、植え込み付近の2か所で1時間あたり1.22マイクロシーベルトの放射線量が測定されました。「放射線量が周辺に比べて、1マイクロシーベルト以上高い場所では除染作業を行なう」と国がガイドラインで定めていて、東京都が除染作業を行ないました。
委託を受けた業者の作業員およそ10人がシャベルで植え込み付近を5センチほど掘り起こし、およそ1トンあまりの土を取り除きました。作業のあと、2箇所の放射線量は、いずれも0.37マイクロシーベルトと大幅に減少したことが確認されました。取り除いた土は、放射線物質が周囲に飛び散らないよう、袋やシートで遮断され、一般の人が立ち入らない公園内の仮置き場(仮置き場)で保管し、最終処分方法を決めることにしています。
「除染して、これだけ値が下がりましたので、今後、定期的に測定もしますし、とりあえず安心していただけるかなと」