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パンダの赤ちゃん死ぬ 死因は肺炎
7月11日 14時57分
東京の上野動物園で、ジャイアントパンダのシンシンから生まれたオスの赤ちゃんがきょう午前死にました。上野動物園によりますと、死因は肺炎だということです。
上野動物園のジャイアントパンダの赤ちゃんは、今月5日に母親のシンシンと父親のリーリーのあいだに生まれました。その後、シンシンが赤ちゃんを抱くなくなったため、保育器に移して育てられ、おととい再びシンシンのもとに戻されていました。
上野動物園によりますと、今朝7時半ごろ、赤ちゃんがシンシンのおなかの上であおむけになっていたのを飼育員が見つけて取り上げたところ、呼吸をしていなかったということです。このため、赤ちゃんを再び保育器に移して、心臓マッサージなどの処置をしましたが、赤ちゃんは、午前8時半に死んだことが確認されました。
上野動物園によりますと、昨夜は、赤ちゃんを母親のシンシンと一緒にして観察を続けていたということで、けさ6時45分ごろには、赤ちゃんの泣き声が確認されたということです。それから、まもなくして、息をしていないことがわかったということで、動物園では死因は肺炎だとしています。
「びっくりしました。なんか大きくこれから大きくなるのかなと思って、ちょっと楽しみにしてたんですけど、元気に遊びまわる姿を見れたらよかったなって思います。」
「赤ちゃんが生まれたということで盛り上がってたんで、残念ではありますよね、やっぱり。」
上野動物園でジャイアントパンダの赤ちゃんが誕生したのは24年ぶりで、飼育員が24時間態勢で見守ってきましたが、赤ちゃんは、誕生から6日後に死にました。