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4号機フル稼働で節電目標解除へ
7月9日 4時8分
大飯原発について、政府は、3号機に続き4号機もフル稼働が確認されれば、中部、北陸、中国の各電力会社の管内を対象とした節電の数値目標を解除する方針を固めました。一方、関西電力管内については、地元の意向もふまえながら、数値目標をさらに緩和するかどうか検討することにしています。
政府は、大飯原発3号機のフル稼働を受けて、あすから関西電力管内は15パーセント以上から10パーセント以上に、中部、北陸は5パーセント以上から4パーセント以上に、中国は5パーセント以上から3パーセント以上に、それぞれ節電の数値目標を緩和することにしています。
さらに、4号機が今月下旬にもフル稼働すれば、電力需給がいくぶん改善するとして、関西や九州に融通するため、中部、北陸、中国の各電力会社の管内に対する節電の数値目標を解除する方針を固めました。
また、四国電力に対する数値目標は7パーセント以上から5パーセント以上に緩和する方向で検討しています。
一方、関西電力管内については、関西広域連合など地元の意向もふまえながら、数値目標をさらに緩和するかどうか検討することにしています。
このほか、大飯原発4号機がフル稼働しても、九州電力管内に求めている10パーセント以上の数値目標は据え置くほか、北海道電力管内に対しては、今月23日から、予定どおり7パーセント以上の節電を求める方針です。