上野動物園 パンダ繁殖に再挑戦を
7月12日 4時43分
きのう、東京の上野動物園で、ジャイアントパンダのシンシンから生まれたオスの赤ちゃんが死にました。動物園は、今回観察されたシンシンの子育ての癖などを詳しく検証したうえで、来年以降もパンダの繁殖に挑みたいとしています。
上野動物園で、24年ぶりに生まれたジャイアントパンダの赤ちゃんは、きのう朝、シンシンのおなかの上であおむけになっているのが見つかり、呼吸をしていなかったことから、心臓マッサージなどを受けましたが死にました。
上野動物園によりますと、赤ちゃんは、シンシンから吸った母乳が肺などに入り込んで、呼吸ができなくなり、肺炎になって死んだということです。
動物園では、シンシンに赤ちゃんを世話をする傾向が強くあり、シンシンと赤ちゃんの父親のリーリーとの相性(あいじょう)がよいとみられることから、来年以降も繁殖に挑みたいとしています。
このため、動物園は、再び赤ちゃんが生まれた場合に備えるため、今回出産前後に起きたことやシンシンの子育ての癖を詳しく検証することにしています。