北朝鮮で“ディズニー”や“ロッキー”
7月12日 1時14分
北朝鮮の国営テレビは、キムジョンウン第1書記が観賞した音楽公演の様子を放送しましたが、ステージではディズニーの人気キャラクターをまねた着ぐるみが登場するなど、きわめて異例の演出で、北朝鮮国内で何からの変化が起きているのか、高い関心を集めています。
北朝鮮の朝鮮中央テレビは、昨夜、キムジョンウン第1書記が今月6日に観賞した音楽公演の様子を放送しました。冒頭、キム第1書記のとなりには、若い女性が映し出されました。この女性をめぐっては、キム第1書記の妹キムヨジョン氏なのか、あるいは、妻など別の女性なのか、さまざまな憶測が広がっていますが、女性についての紹介はありませんでした。
一方、ステージでは、ミッキーマウスなどディズニーの人気キャラクターそっくりの着ぐるみが次々と登場しました。また、短めのスカートの女性たちが映画「ロッキー」のテーマ曲などアメリカの音楽をバイオリンなどで演奏しました。長年対立してきたアメリカの音楽や映画が国営メディアを通じて紹介されるのは、きわめて異例で、北朝鮮国内で何らかの変化が起きているのか、高い関心を集めています。
着ぐるみ:人間の全身を覆う、等身大のぬいぐるみの総称で、怪獣など架空の生物や人間や、擬人化した動物を表現する方法として用いられる。ミッキーマウスやハローキティなどのマスコットキャラクター、擬人化した動物、怪獣、ロボットなどの造形が一般的である。