10年前の殺人事件 男を逮捕
7月17日 18時55分
10年前の殺人事件で新たな動きです。千葉県 八街市(やちまたし)で、車で帰宅途中の男性が刃物で刺されて殺害された事件で、警察は、別の強盗事件で服役していたスリランカ人の39歳の男を殺人の疑いで逮捕しました。
事件は、10年前平成14年の3月に起きました。千葉県八街市で、タクシー運転手細 井勝一(かついち)さんが乗用車で自宅に帰る途中、路上で腹などを刃物で刺され死亡。警察は、殺人事件として、捜査していましたが、事件の解決にいたらず、先月、事件に関する匿名の情報が寄せられたことから、未解決事件の捜査班が改めて捜査していました。その結果、現場に残されていた運動靴についたDNAの型が、スリランカ人のアラハッペルマハリタ容疑者のものと一致したことなどから、きょう、逮捕しました。
警察によりますと、容疑を認めていて、「交通トラブルから言い争いになり、自分の車にあったナイフで刺した」と供述しているということです。アラハッペルマ容疑者は、5年前に千葉県内で別の強盗事件を起こして服役し、5月に刑務所を出たあと、強制送還の手続きのため、入国管理局の施設に移されていたということです。
事件から10年以上を経っての逮捕、殺害された細井さんの同僚だった男性は、「犯人が捕まらないでしょう。だから、ほんとにね。これで犯人が捕まらないと、本人もうかばれないでしょう。ほんとうによかったと思ってますよ。もう、本人は帰ってこないけどね。」
警察によりますと、事件同時、アラハッペルマ容疑者とみられる男が車を道路わきにとめて、細井さんとトラブルになっているのか、目撃されていたということで、警察は、事件の詳しいいきさつを調べることにしています。