いじめ 文科省に防止支援チームを
7月22日 12時4分
平野文部科学大臣は、NHKの「日曜討論」で、大津市で中学2年生の男子生徒が自殺した問題を受けて、この秋にも、いじめに関して各教育委員会や学校に専門的に指導助言する支援チームを文部科学省に、新たに設けたいという考えを示しました。
「痛ましい事案でございます。背景にいじめがあると認められたというふうには理解をいたしておりますが、このような自殺とこういう事案については、大変遺憾に思っておりますし、まして警察が捜査に入ったということについても、きわめて、わたくしは重大な問題だと。くわえて、学校現場とその所管の教育委員会がどういうふうに、この問題に前向きに全力で対処したかというところに大きな、わたくしは、不安を感じますし、課題を認識だと。」
そのうえで、平野大臣は、
「学校現場の教員は、たぶん一生懸命やろうとしてるんですね、それをしっかりとサポートする機関、役所の中も『報告を受けました。あとは現場でしっかりやってください』という受身じゃなくて、ともに助ける実動部隊を文科省のなかに作ろうと思ってます。」
平野大臣は、このように述べ、全国の小学校と中学校の児童生徒を対象に行なう緊急調査の結果をふまえ、この秋にも、いじめに関して各教育委員会や学校に専門的に指導助言する支援チームを文部科学省に、新たに設けたいという考えを示しました。