宇宙輸送船「こうのとり」順調に飛行
7月21日 16時12分
国際宇宙ステーションに物資を運ぶ日本の宇宙輸送船「こうのとり3号機」がH2Bロケットで打ち上げられました。順調に飛行を続けていて、1週間後の今月28日、宇宙ステーションとドッキングする予定です。
打ち上げから15分後、こうのとりは高度288キロで切り離され、予定の軌道に入りました。今後、高度およそ400キロの軌道を回る国際宇宙ステーションに長期滞在中の日本人宇宙飛行士星出彰彦さんが使う実験装置などを届ける予定です。
「こうのとり」は、日本が開発した無人の宇宙輸送船です。去年1月に続き3度目の打ち上げで、およそ4.6トンの荷物が積み込まれています。このなかには、日本の大学や企業などが開発した超小型衛星などが含まれています。星出さんは、これを宇宙ステーションからロボットアームで放出する史上初のミッションに挑戦します。
こうのとりは、1週間後の今月28日に、宇宙ステーションとのドッキングが完了する予定で、その作業には星出さんも携わることになっています。