キム第1書記“祝賀行事盛大に”
7月23日 15時50分
北朝鮮のキムジョンウン第1書記は、27日で朝鮮戦争の休戦協定締結から59年となるのを記念して、盛大に祝賀行事を行なうよう指示しました。キム第1書記が演説を行なってアメリカに対し、平和協定への転換を呼びかけることも予想されます。
北朝鮮の国営メディアが、きょう伝えたところによりますと、キムジョンウン第1書記は、「前の世代がおさめた業績と闘争精神を輝かしく継承すべきだ」と述べ、27日で朝鮮戦争の休戦協定締結から59年となるのを記念して、盛大に祝賀行事を行なうよう指示したということです。
北朝鮮で7月27日は、朝鮮戦争でアメリカに勝利した「戦勝記念日」とされており、祝賀行事には、先週「共和国元帥」に就任したばかりのキム第1書記が、新任のヒョンヨンチョル総参謀長ら軍幹部をともなって出席するとみられます。
キム第1書記は、先月も公の場では2度目となる演説を行なうなど、国民に直接語りかけるスタイルを重視しています。
このため、今回の祝賀行事でも、みずから演説を行ない、来年の朝鮮戦争休戦60年の節目(ふしめ)を見すえてアメリカに対し、休戦協定を平和協定に転換するよう呼びかけることも予想されます。