NY株価 一時200ドル下落
7月25日 8時10分
24日のニューヨーク株式市場は、スペインの10年ものの国債の利回りが前日に続いてユーロ導入以来、最も高い水準をつけたことや、大手格付け会社がドイツ国債の格付けの中期的な見通しを変更したことを受けて、ヨーロッパの信用不安への懸念が強まりました。
このため、取引開始から幅広い銘柄が売られ、ダウ平均株価は、一時、およそ2000ドル値下がりしました。その後は、値下がりした銘柄を買い戻す動きも出て、結局、ダウ平均株価の終値は前の日よりも104ドル14セント安い1万2617ドル32セントでした。
市場関係者は、「ヨーロッパの信用不安問題は出口が見えず深刻な状況だ。あす25日には、比較的好調だとされるアメリカの住宅販売に関する統計が発表される予定で注目される」と話しています。
一方、24日のニューヨーク外国為替市場は、ドイツの製造業に関する経済指標が市場の予想を下回ったこともあって、ユーロを売って円を買う動きが強まり、円相場は一時、1ユーロ94円12銭と2000年11月以来、11年8か月ぶりの円高ユーロ安水準をつけました。
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