、
「幸せ」 夫婦の過ごし方に
7月25日 7時36分
町の男性に聞きました。テーマは、
「幸せを感じるときですか。仕事がうまくいってるときが幸せかもしれませんね。」
「家族といっしょにいるときですね。」
「見てるときじゃないですか。」
民間の研究所が全国の20代から60代の男性を対象に調査をしました。で、男性の幸せ、もっとも多かったのが「幸せな家庭をつくること」でした。で、一方ちょっと気になるデータもあったんです。
こちらのグラフをごらんください。いま、どれくらい幸せか10点満点で答えてもらったものです。夫婦で夕食をとる回数が週に2回以上の場合、幸せの点数はいずれも7点近くで、ほとんど変わらないんですよね。ところが、週に1回では6点ほど、さらに1週間で1回もないと幸せの点数が5点ほどまでぐっと下がってしまうんです。
「週に1、2回くらい、忙しいからね。」
「なかなか週に4日5日とれない?」
「むずかしい、あまりよくないですね。ちょっといま聞いてがんばろかなと思ってます。」
「確かにさびしいですね。仕事が遅くてそうなるケースもあるんですけど、それでも、やっぱり嫌なものがあります。」
女性にとっても、夫婦での夕食は幸せのポイントになっているようです。
「コミュニケーションの時間がまったくとれなくなりますよね、食事をいっしょにしないと」
さらに、休日に夫婦で過ごす時間も幸せの点数と関係がありました。10時間以上だと7点を超えます。それが時間が短くなるにつれて点数もどんどん低くなります。そして、いっしょにいる時間が3時間を切ると3人に1人が離婚を意識するというのです。この傾向、女性にとっても納得のようです。
「なるほどなと思いますね。やっぱり何のために結婚したかわからないですね。」
「いっしょに住んでるんだから、いっしょにいて心地いいんじゃないかと思うんですけど、それが苦痛になるとやっぱり離婚になったんじゃないですかね。まだ苦痛じゃないよね。」
「ぜんぜん、大丈夫です。」
それでは、夫婦が長い時間仲良くいっしょに過ごせる秘けつは何か、夫婦問題のカウンセラーがあげたキーワードは「会話力」。感謝の言葉を互いに恥ずかしがらずにかけ合うことが大切だといいます。
「そんなこといまさら恥ずかしくてできないという方が多いんですけれども、相手に興味を持ってもらう、ねぎらう、感謝する、そういう気持ちをこめてやってみると、すごく会話が弾んで楽しくなってくるんです。会話を弾ませる楽しいひとときを過ごすというのがとても大事なことになってきます。」
ということなんですね。時間より質だなという方もいるかもしれませんが、幸せの秘けつは、忙しいなかでもいっしょに過ごす時間をうまく作り出すことと言えそうです。