熱中症 約1000人搬送 3人死亡
7月28日 18時28分
日中の最高気温が38.2度まで上がった群馬県伊勢崎市では、めっき工場で作業をしていた43歳の男性が意識不明になり、熱中症で死亡しました。
岐阜県大垣市では、畑で作業をしていた84歳の男性が死亡しました。男性の体温は40度を超えていたということです。
午後5時現在で熱中症とみられる症状で病院に運ばれた人は、すべての都道府県で少なくとも995に上り、3人が死亡、3人が意識不明の重体になっています。
きょうは、各地で午前9時ごろには30度を超えました。
「暑いです、とにかく暑い。」
「最近の暑さは本当に並みじゃないですね。」
日中の最高気温は、群馬県館林市で38.4度、茨城県大子町で38.3度、群馬県伊勢崎市と岐阜県多治見市で38.2度と38度を超えたところも相つぎました。
また、東北も各地で35度前後の暑さになりました。
岩手県釜石市の最高気温は34.8度で平年より7度以上高くなりました。仮設住宅では、自治会長が1人暮らしのお年寄りの部屋などを回って、熱中症への注意を呼びかけました。なかには、エアコンの設定を冬に使ったときのまま暖房にしている人もいました。
「暖房になってるね、冷房にしておきますね。」
「はい、わかりました。」
屋根が低いですよね、中の風の通しが悪いもんだから、やっぱり、そういうところで危険がいっぱいありますよね、たしかに。熱中症が怖いというもんわね。」
この暑さですが夜になっても気温はあまり下がらないうえ、西日本や当会を中心にあすも35度以上の猛暑日になる見込みです。気象庁は、こまめに水分や塩分をとり、適切に冷房を使うなど、熱中症にいっそう注意するよう呼びかけています。