ファッジは微笑ほほえもうとしてしくじり、歯はが痛いたむような顔になっただけだった。スクリムジョールはすでにポケットを探さぐってあの不ふ可か思し議ぎな粉こなを取り出し、炎を緑色にしていた。首相は絶ぜつ望ぼう的てきな顔でしばらく二人を見ていたが、いままでずっと押さえつけてきた言葉が、ついに口を衝ついて飛び出した。
「そんなバカな――あなた方は魔法使いでしょうが! 魔法が使えるんでしょう! それなら間違いなく処しょ理りできるでしょう――つまり――何でも!」
スクリムジョールはその場でゆっくり振り向き、ファッジと顔を見合わせ、互いに信じられないという目つきをした。ファッジはこんどこそ微笑ほほえみ損そこねず、優やさしくこう言った。
「閣下、問題は、相手も魔法が使えるということですよ」
そして二人の魔法使いは、明るい緑の炎の中に次々と歩み入り、姿を消した。
福吉想挤出一个笑容,但没有成功,那样子倒像是患了牙痛。斯克林杰已经在口袋里翻找那种使火苗变绿的神秘粉末了。首相不抱希望地凝视了他们俩片刻,然后,他整个晚上一直忍住没说的一句话终于脱口而出。
“可是,看在老天的分儿上——你们是巫师!你们会施魔法!你们肯定能够解决——是啊——解决任何问题的!”
斯克林杰在原地慢慢转过身,与福吉交换了一个疑惑的目光。福吉这次总算露出了笑容,和颜悦色地说:“问题是,另外一边也会施魔法呀,首相大人。”
说完,两位巫师就先后跨入鲜绿色的火苗,消失不见了。