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第4章 ホラス・スラグホーン(9)

时间: 2023-06-27    进入日语论坛
核心提示:「ところで、あれは何の血だったのかね?」再生した床ゆか置おき時ど計けいのチャイムの音ねにかき消されないように声を張り上げ
(单词翻译:双击或拖选)

「ところで、あれは何の血だったのかね?」

再生した床ゆか置おき時ど計けいのチャイムの音ねにかき消されないように声を張り上げて、ダンブルドアが聞いた。

「ああ、あの壁かべか? ドラゴンだ」

ホラスと呼ばれた魔法使いが、シャンデリアがひとりでに天井にねじ込まれるガリガリ、チャリンチャリンというやかましい音に混じって叫さけんだ。

最後にピアノがポロンと鳴り、そして静せい寂じゃくが訪れた。

「ああ、ドラゴンだ」

ホラスが気軽な口調で繰くり返した。

「わたしの最後の一本だが、このごろ値段ねだんは天井知らずでね。いや、まだ使えるかもしれん」

ホラスはドスドスと食しょっ器き棚だなの上に置かれたクリスタルの小瓶こびんに近づき、瓶を明かりにかざして中のどろりとした液体を調べた。

「フム、ちょっと埃ほこりっぽいな」

ホラスは瓶を戸棚とだなの上に戻もどし、ため息をついた。ハリーに視線しせんが行ったのはそのときだった。

「ほほう」

丸い大きな目がハリーの額ひたいに、そしてそこに刻きざまれた稲いな妻ずま形がたの傷に飛んだ。

「ほっほう!」

「こちらは」

ダンブルドアが紹介をするために進み出た。

「ハリー・ポッター。ハリー、こちらが、わしの古い友人で同どう僚りょうのホラス・スラグホーンじゃ」

スラグホーンは、抜け目のない表情でダンブルドアに食ってかかった。

「それじゃあ、その手でわたしを説得せっとくしようと考えたわけだな? いや、答えはノーだよ、アルバス」

スラグホーンは決然けつぜんと顔を背けたまま、誘惑ゆうわくに抵抗ていこうする雰ふん囲い気きを漂ただよわせて、ハリーのそばを通り過ぎた。

「一いっ緒しょに一杯飲むぐらいのことはしてもよかろう?」ダンブルドアが問いかけた。

「昔のよしみで?」

スラグホーンはためらった。

「よかろう、一杯だけだ」スラグホーンは無ぶ愛あい想そうに言った。


    “顺便问一句,那是什么血呀?”邓布利多问道,声音盖过了刚修好的老爷钟的钟摆声。
 
    “墙上的?是火龙血。”这位名叫霍拉斯的巫师大声喊着回答,这时那盏枝形吊灯自动跳回了天花板上,吱吱嘎嘎、丁丁当当的声音震耳欲聋。
 
    随着钢琴最后发出丁冬一响,房间里总算安静下来。
 
    “是啊,火龙血,”巫师谈兴很浓地说,“我的最后一瓶,目前价格贵得惊人。不过,也许还能用。”
 
    他迈着沉重的脚步走到餐具柜前,拿起柜顶上的一只小水晶瓶,对着光线仔细看了看里面黏稠的液体。
 
    “嗯,有点儿脏了。”
 
    他把小瓶重新放回到餐具柜上,叹了一口气。这时,他的目光才落在哈利的身上。
 
    “嗬,”他说,圆圆的大眼睛立刻望向哈利的额头,以及额头上那道闪电形的伤疤,“嗬!”
 
    “这位,”邓布利多走上前去做介绍,“是哈利。波特。哈利,这是我的一位老朋友、老同事,叫霍拉斯·斯拉格霍恩。”
 
    斯拉格霍恩转向邓布利多,脸上一副机敏的表情。
 
    “你以为靠这个就能说服我,是吗?我告诉你,阿不思,答案是不行!”
 
    他推开哈利走了过去,并且坚决地把脸转向了一边,像在抵御什么诱惑似的。
 
    “我想,我们至少可以喝一杯吧?”邓布利多问,“为了过去的时光?”
 
    斯拉格霍恩迟疑着。
 
    “好吧,就喝一杯。”他态度生硬地说。
 
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