数秒後に、とハリーには思えたが、大砲のような音がしてドアが開き、ハリーは起こされてしまった。ガバッと起き上がると、カーテンをサーッと開ける音が聞こえた。眩まぶしい太陽の光が両目を強く突つつくようだった。ハリーは片手で目を覆おおい、もう一方の手でそこいら中を触さわってメガネを探した。
「どうじだんだ?」
「君がもうここにいるなんて、僕たち知らなかったぜ!」
興こう奮ふんした大声が聞こえ、ハリーは頭のてっぺんにきつい一発を食らった。
「ロン、ぶっちゃだめよ!」女性の声が非難ひなんした。
ハリーの手がメガネを探し当てた。急いでメガネをかけたものの、光が眩しすぎてほとんど何も見えない。長い影が近づいてきて、目の前で一いっ瞬しゅん揺ゆれた。瞬まばたきすると焦しょう点てんが合って、ロン・ウィーズリーがニヤニヤ見下ろしているのが見えた。
「元気か?」
「最高さ」
ハリーは頭のてっぺんをさすりながら、また枕まくらに倒れ込んだ。
「君は?」
「まあまあさ」
ロンは、段ボールを一箱引き寄せて座った。
「いつ来たんだ? ママがたったいま教えてくれた!」
「今け朝さ一時ごろだ」
「マグルのやつら、大丈夫だったか? ちゃんと扱ってくれたか?」
「いつもどおりさ」
そう言う間に、ハーマイオニーがベッドの端はしにちょこんと腰掛こしかけた。
「連中、ほとんど僕に話しかけなかった。僕はそのほうがいいんだけどね。ハーマイオニー、元気?」
「ええ、私は元気よ」
ハーマイオニーは、まるでハリーが病気に罹かかりかけてでもいるかのように、じっと観察していた。
几秒钟后,至少哈利感觉是这样,他被一声炮火般的巨响惊醒,房门被突然撞开了。他腾地坐直身子,听见了窗帘被拉开的刺耳声音:明晃晃的阳光刺得他两只眼睛生疼。他用一只手挡住眼睛,用另一只手慌乱地摸索他的眼镜。
“怎么回事?”
“我们不知道你已经来了!”一个声音激动地大声说,接着哈利的头顶上狠狠地挨了一巴掌。
“罗恩,别打他!”一个女孩子的声音责备道。
哈利总算摸到了眼镜,赶紧戴上,不过光线太强烈了,他还是什么都看不见。一个模模糊糊的长长的影子在他面前晃了一会儿,他眨了眨眼睛,才看清是罗恩。韦斯莱,正笑眯眯地低头看着他呢。
“你好吗?”
“从来没这么好过。”哈利说完揉了揉头顶,重新跌回到枕头上,“你呢?”
“还行,”罗恩说着拖过一个硬纸箱,坐在上面,“你什么时候来的?妈妈刚告诉我们!”
“大概凌晨一点钟吧。”
“那些麻瓜们怎么样?他们待你还好吧?”
“跟平常一样,”哈利说,赫敏在他床沿上坐了下来,“他们不怎么跟我说话,我倒情愿这样。你怎么样,赫敏?”
“噢,我挺好的。”赫敏说,她一直在仔细地端详哈利,就好像他有什么不对劲的地方似的。