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第7章 ナメクジ・クラブ The Slug Club(11)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:ハリーは気を引かれて座り直した。先学年はずっと、監督生としての権力を嬉き々きとして濫用らんようしていたのに、力を見せつけ
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ハリーは気を引かれて座り直した。先学年はずっと、監督生としての権力を嬉き々きとして濫用らんようしていたのに、力を見せつけるチャンスを逃すなんてマルフォイらしくない。

「君を見たとき、あいつ何をした?」

「いつものとおりのこれさ」

ロンは事もなげにそう言って、下品な手の格好かっこうをやって見せた。

「だけど、あいつらしくないよな? まあ――こっちのほうは、あいつらしいけど――」

ロンはもう一度手まねしてみせた。

「でも、なんで一年生をいじめに来ないんだ?」

「さあ」

ハリーはそう言いながら、忙しく考えをめぐらしていた。マルフォイには、下級生いじめより大切なことがあるのだ、とは考えられないだろうか?

「たぶん、『尋じん問もん官かん親しん衛えい隊たい』のほうがお気に召めしてたのよ」ハーマイオニーが言った。

「監督かんとく生せいなんて、それに比べるとちょっと迫はく力りょくに欠けるように思えるんじゃないかしら」

「そうじゃないと思う」ハリーが言った。

「たぶん、あいつは――」

持論じろんを述べないうちに、コンパートメントのドアがまた開いて、三年生の女子が息を切らしながら入ってきた。

「わたし、これを届けるように言われて来ました。ネビル・ロングボトムとハリー・ポ、ポッターに」

ハリーと目が合うと、女の子はまっ赤になって言葉がつっかえながら、紫のリボンで結ばれた羊よう皮ひ紙しの巻紙まきがみを二本差し出した。ハリーもネビルもわけがわからずに、それぞれに宛あてられた巻紙を受け取った。女の子は転ぶようにコンパートメントを出ていった。

「何だい、それ?」

ハリーが巻紙を解いていると、ロンが聞いた。

「招しょう待たい状じょうだ」ハリーが答えた。

ハリー

コンパートメントCでのランチに参加してもらえれば大変うれしい。

敬具けいぐ

H・E・F スラグホーン教きょう授じゅ

「スラグホーン教授って、誰だれ?」

ネビルは、自分宛あての招待状に当惑とうわくしている様子だ。

「新しい先生だよ」ハリーが言った。「うーん、たぶん、行かなきゃならないだろうな?」

「だけど、どうして僕に来てほしいの?」

ネビルは、まるで罰則ばっそくが待ち構かまえているかのように恐こわ々ごわ聞いた。

「わからないな」

ハリーはそう言ったが、実は、まったくわからないわけではなかった。ただ、直感が正しいかどうかの証しょう拠こが何もない。

「そうだ」ハリーは急に閃ひらめいた。

「『透とう明めいマント』を着ていこう。そうすれば、途中でマルフォイをよく見ることができるし、何を企んでいるかわかるかもしれない」

アイデアはよかったが、実現せずじまいだった。通路はランチ・カートを待つ生徒で一杯で、「マント」をかぶったまま通り抜けるのは不可能だった。じろじろ見られるのを避さけるためだけにでも使えたらよかったのに、と残念に思いながら、ハリーは「マント」をカバンに戻もどした。視線しせんは、さっきよりさらに強きょう烈れつになっているようだった。ハリーをよく見ようと、生徒たちがあちこちのコンパートメントから飛び出した。

例外はチョウ・チャンで、ハリーを見るとコンパートメントに駆かけ込んだ。ハリーが前を通り過ぎるとき、わざとらしく友達のマリエッタと話し込んでいる姿が見えた。マリエッタは厚あつ化げ粧しょうをしていたが、顔を横切って奇き妙みょうなニキビの配列が残っているのを、完全に隠かくしおおせてはいなかった。ハリーはちょっとほくそ笑んで、先へと進んだ。


    哈利腾地坐直了身子,一下子就来了兴致。错过炫耀级长权威的好机会,这可不像是马尔福的做派,他上学期可是一直耀武扬威的。
 
    “他看见你们时在做什么?”
 
    “跟平常一样。”罗恩漫不经心地说,做了一个粗鲁的手势,“这可不像他,是不是?嗯——这点倒像他——”他又做了一遍那个手势,“他为什么不出来欺负一年级学生了呢?”
 
    “不知道。”哈利嘴上虽然这么说着,但脑子里却在飞快地转动。这是不是意味着马尔福心里装着比欺负小同学更重要的事情呢?
 
    “也许他更喜欢加入调查行动组,”赫敏说,“也许当了级长似乎就得听话一些。”
 
    “我认为不是这样,”哈利说,“我认为——”
 
    没等他说明他的观点,车厢的门又被拉开了,一个气喘吁吁的三年级女生走了进来。
 
    “我来把这些送给纳威。隆巴顿和哈利。波——波特。”她结结巴巴地说,目光刚与哈利的对上,立刻羞得满脸通红。她递过来两卷扎着紫色绸带的羊皮纸。哈利和纳威疑惑地接过写着他们各自姓名的纸卷,那女生就跌跌撞撞地跑出了车厢。
 
    “什么东西?”罗恩看着哈利打开纸卷,问道。
 
    “一封请柬。”哈利说。
 
    哈利:
 
    如果你能在C号车厢与我共进午餐,我将非常高兴。
 
    你忠实的
 
    H.E.F.斯拉格霍恩教授
 
    “斯拉格霍恩教授是谁?”纳威一头雾水地看着他那份请柬,问道。
 
    “新老师。”哈利说,“看来我们肯定得去了,是不是?”
 
    “可是他为什么叫我去呢?”纳威不安地问,好像他会被弄去关禁闭似的。
 
    “不清楚。”哈利说,这并不完全属实,但他还不能证明他的预感是对的。“听我说,”他脑子里突然想到一个好办法,说道,“我们穿着隐形衣去,路上能够仔细观察一下马尔福,看他想做什么。”
 
    然而,这个办法没有成功。走廊上挤满了等待送餐的人,穿着隐形衣根本没法通过。哈利遗憾地把隐形衣塞进了包里,心想:穿着它躲避人们瞪视的目光倒是个好办法,自从上学期下了火车之后,这种瞪视变得更让他难以招架了。有时同学们还从车厢里匆匆跑出来,就为了好好看他一眼。只有秋。张例外,她一看见哈利过来,就一头扎进了自己的车厢。哈利经过她的窗口时,看见她正煞有介事地跟她的朋友玛丽埃塔聊得起劲。玛丽埃塔化了很浓的妆,但并没有完全遮住那些深深刻在她脸上的奇怪的疹子。哈利暗暗笑了笑,继续往前走。
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