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第8章 勝ち誇るスネイプ Snape Victorious(4)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:いつも馬車で移動していたので、ホグワーツがホグズミード駅からこんなに遠いとは、これまで気づかなかった。やっと門柱が見えた
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いつも馬車で移動していたので、ホグワーツがホグズミード駅からこんなに遠いとは、これまで気づかなかった。やっと門柱が見えたときには、ハリーは心からほっとした。

門の両りょう脇わきに立つ高い門柱の上には、羽根の生えたイノシシが載のっている。寒くて腹ペコだったし、別人のように陰気いんきなトンクスとは早く別れたいとハリーは思った。ところが門を押し開けようと手を出すと、鎖くさりがかけられて閉まっていた。

「アロホモーラ!」

杖つえを閂かんぬきに向け、ハリーは自信を持って唱となえたが、何も起こらない。

「そんなもの通じないよ」トンクスが言った。「ダンブルドア自身が魔法をかけたんだ」

ハリーはあたりを見回した。

「僕、城じょう壁へきをよじ登れるかもしれない」ハリーが提案した。

「いいや、できないはずだ」トンクスが、にべもなく言った。

「『侵しん入にゅう者しゃ避よけ呪じゅ文もん』が至る所にかけられている。夏の間に警備けいび措そ置ちが百倍も強化された」

「それじゃ」

トンクスが助けてもくれないので、ハリーはいらいらしはじめた。

「ここで野の宿じゅくして朝を待つしかないということか」

「誰だれかが君を迎えにくる」トンクスが言った。「ほら」

遠く、城の下のほうで、ランタンの灯あかりが上下に揺ゆれていた。うれしさのあまり、ハリーは、この際フィルチだってかまうものかと思った。ゼイゼイ声でハリーの遅刻を責せめようが、親おや指ゆび締じめの拷問ごうもんを定期的に受ければ時間を守れるようになるだろうと喚わめこうが、我慢がまんできる。

黄色の灯りが二、三メートル先に近づき、姿を現すために「透とう明めいマント」を脱いだとき、はじめてハリーは、相手が誰だれかに気づいた。そして、混じりけなしの憎しみが押し寄せてきた。灯りに照らし出されて、鉤鼻かぎばなにべっとりとした黒い長ちょう髪はつのセブルス・スネイプが立っていた。

「さて、さて、さて」

意地悪く笑いながら、スネイプは杖つえを取り出して閂かんぬきを一度叩たたいた。鎖くさりがくねくねと反そり返り、門が軋きしみながら開いた。

「ポッター、出頭するとは感心だ。ただし、制服のローブを着ると、せっかくの容姿ようしを損そこなうと考えたようだが」

「着き替がえられなかったんです。手元に持ってなくて――」

ハリーは話しはじめたが、スネイプが遮さえぎった。

「ニンファドーラ、待つ必要はない。ポッターは我わが輩はいの手しゅ中ちゅうで、きわめて――あー――安全だ」

「わたしは、ハグリッドに伝言を送ったつもりだった」トンクスが顔をしかめた。

「ハグリッドは、新学年の宴えん会かいに遅刻した。このポッターと同じようにな。代わりに我輩が受け取った。ところで」

スネイプは一歩下がってハリーを中に入れながら言った。

「君の新しい守しゅ護ご霊れいは興味深い」

スネイプはトンクスの鼻先で、ガランと大きな音を立てて門を閉めた。スネイプが再び杖で鎖を叩くと、鎖はガチャガチャ音を立てながら滑すべるように元に戻もどった。

「我輩は、昔のやつのほうがいいように思うが」

スネイプの声には、紛まぎれもなく悪意がこもっていた。

「新しいやつは弱々しく見える」

スネイプがぐるりとランタンの向きを変えたそのとき、ちらりと見えたトンクスの顔に、怒りと衝しょう撃げきの色が浮かんでいるのを、ハリーは見た。次の瞬しゅん間かん、トンクスの姿は再び闇やみに包まれた。

「おやすみなさい」

スネイプとともに学校に向かって歩き出しながら、ハリーは振り返って挨あい拶さつした。

「ありがとう……いろいろ」

「またね、ハリー」


    哈利以前都是坐的马车,从不知道霍格沃茨离霍格莫德车站有多远。当他终于看见学校大门两边高高的、顶上装饰着带翼的野猪石柱时,总算松了口气。
 
    他又冷又饿,而且巴不得赶紧离开这位陌生的、脸色阴沉的唐克斯。可是当他伸手推大门时,发现大门用链条锁住了。
 
    “阿拉霍洞开!”他用魔杖指着门锁,很有把握地喊道,可是大门毫无反应。
 
    “这个对它不会管用的。”唐克斯说,“邓布利多亲自给它施了魔法。”
 
    哈利转过脸来。
 
    “我可以翻墙进去。”他提议道。
 
    “不行,绝对不行,”唐克斯面无表情地说,“墙上都施了反侵入咒。今年夏天,安全措施加强了一百倍。”
 
    “那好,”哈利对她这样袖手旁观感到有点生气,说道,“我想我只能睡在外面,等明天早上再说了。”
 
    “有人来接你了。”唐克斯说,“看。”
 
    远处城堡脚下出现了一盏摇摇晃晃的提灯。哈利高兴极了,他觉得他甚至能够忍受费尔奇呼哧带喘地批评他迟到,并叫嚷着说如果定期给他动点儿酷刑,他的时间观念就会增强了。闪亮的橙黄色灯光离他只有十来步远了,哈利脱掉隐形衣好让来人看见他,这时他才认出了斯内普那个被灯光从下面照亮的鹰钩鼻和那一头乌黑油腻的长发,他顿时产生了一种强烈的厌恶感。
 
    “很好,很好,很好,”斯内普讥笑道,一边抽出魔杖,在锁上敲了一下,链条便像蛇一样缩了回去,大门吱吱嘎嘎地开了。“你总算露面了,波特,不过你显然认为穿上校袍会有损你的容颜。”
 
    “我没法换衣服,我的箱子——”哈利的话没说完,就被斯内普打断了。
 
    “没必要再等了,尼法朵拉。波特在我手里非常——嗯——安全。”
 
    “我本来是把消息告诉海格的。”唐克斯皱着眉头说。
 
    “海格像波特一样,没能准时参加开学宴会,所以我就代收了。顺便说一句,”斯内普退后一步,把哈利让了过去,“我对你的新守护神很感兴趣。”
 
    他当着唐克斯的面哐当一声关上了大门,又用魔杖敲了敲链条,随着一阵金属的碰撞声,链条又像蛇一样蹿回了原处。
    “我认为还是原来的那个更好,”斯内普说,声音里毫无疑问透着恶意,“新的这个看上去没什么力气。”
 
    斯内普把提灯一晃,哈利看见唐克斯脸上闪过一丝愤怒,但紧接着她就又被黑暗笼罩了。
 
    “晚安,”哈利跟斯内普一起朝学校走去时,扭头对唐克斯喊道,“谢谢……谢谢你做的一切。”
 
    “再见,哈利。”
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