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第9章 謎のプリンス The Half-Blood Prince(5)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:一時間後、二人は、しぶしぶ太陽が降ふり注ぐ談話室を離れ、四階下の「闇やみの魔ま術じゅつに対する防ぼう衛えい術じゅつ」の教
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一時間後、二人は、しぶしぶ太陽が降ふり注ぐ談話室を離れ、四階下の「闇やみの魔ま術じゅつに対する防ぼう衛えい術じゅつ」の教室に向かった。ハーマイオニーは重い本を腕一杯抱え、「理り不ふ尽じんだわ」という顔で、すでに教室の外に並んでいた。

「ルーン文字で宿題をいっぱい出されたの」

ハリーとロンがそばに行くと、ハーマイオニーが不安げに言った。

「エッセイを四十センチ、翻訳ほんやくが二つ、それにこれだけの本を水曜日までに読まなくちゃならないのよ!」

「ご愁しゅう傷しょう様さま」ロンが欠伸あくびをした。

「見てらっしゃい」ハーマイオニーが恨うらめしげに言った。

「スネイプもきっと山ほど出すわよ」

その言葉が終わらないうちに教室のドアが開き、スネイプが、いつものとおり、両開きのカーテンのようなねっとりした黒くろ髪かみで縁取ふちどられた土つち気け色いろの顔で、廊下ろうかに出てきた。行列がたちまち、しーんとなった。

「中へ」スネイプが言った。

ハリーは、あたりを見回しながら入った。スネイプはすでに、教室にスネイプらしい個性を持ち込んでいた。窓にはカーテンが引かれていつもより陰気いんきくさく、蝋燭ろうそくで灯あかりを取っている。壁かべに掛かけられた新しい絵の多くは、身の毛もよだつ怪け我がや奇き妙みょうにねじ曲がった体の部分をさらして、痛み苦しむ人の姿だった。薄暗うすぐらい中で凄惨せいさんな絵を見回しながら、生徒たちは無言で席に着いた。

「我わが輩はいはまだ教科書を出せとは頼んでおらん」

ドアを閉め、生徒と向き合うため教きょう壇だんの机に向かって歩きながら、スネイプが言った。ハーマイオニーは慌あわてて「顔のない顔に対面する」の教科書をカバンに戻もどし、椅い子すの下に置いた。

「我輩が話をする。十分傾けい聴ちょうするのだ」

暗い目が、顔を上げている生徒たちの上を漂ただよった。ハリーの顔に、ほかの顔よりわずかに長く視線しせんが止まった。

「我輩が思うに、これまで諸君しょくんはこの学科で五人の教師を持った」

「思う?……スネイプめ、全員が次々といなくなるのを見物しながら、こんどこそ自分がその職に就つきたいと思っていたくせに」ハリーは心の中で痛烈つうれつに嘲あざけった。


    一个小时后,他们满不情愿地离开了洒满阳光的公共休息室,到楼下去上黑魔法防御术课。赫敏已经排在教室外面了,她怀里抱着一大堆沉甸甸的书,一副受了虐待的样子。
 
    “魔文课的作业一大堆,”她焦虑地说,这时哈利和罗恩跟她一起排进了队伍里,“一篇十五英寸长的文章,两篇翻译,还要在星期三之前读完这么多书!”
 
    “真倒霉。”罗恩打了个哈欠说。
 
    “你等着吧,”赫敏愤愤地说,“我敢说斯内普也会给我们布置一大堆作业。”
 
    就在她说话的当儿,教室的门开了,斯内普走到了走廊里。他和以前一样,油腻腻的黑发从两边分下来,框住了那张蜡黄色的脸。队伍里立刻沉默下来。
 
    “进来。”他说。
 
    走进教室时,哈利四下里看了看。斯内普已经在这间教室里烙上了他自己的性格特征。窗帘拉得紧紧的,只有蜡烛发出的微光,光线比平常更加昏暗。墙上贴了一些以前没有的图画,许多画面上都是遭受痛苦的人、狰狞的伤口和离奇扭曲的身体局部。同学们坐下后,谁也没有说话,都扭头望着墙上这些阴森恐怖的图画。
 
    “我还没有叫你们把书拿出来。”斯内普说着关上教室的门,走到讲台后面面对着全班同学。赫敏赶紧把她那本《遭遇无脸妖怪》扔回书包,塞进了椅子下面。“我有话要对你们说,希望你们的注意力高度集中。”
 
    他那双黑眼睛扫过一张张仰起的面孔,在哈利脸上停留的时间比别人略微长一些。
 
    “迄今为止,这门课程想必你们已经换过五位老师了。”
 
    想必……就好像你没有看见他们一个个来了又走了似的,斯内普,希望下一个就是你。哈利尖刻地想。
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