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第9章 謎のプリンス The Half-Blood Prince(10)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:休きゅう憩けいの間中、ハリー、ロン、ハーマイオニーは、ダンブルドアがハリーに何を教えるのだろうと推測すいそくし合った。ロ
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休きゅう憩けいの間中、ハリー、ロン、ハーマイオニーは、ダンブルドアがハリーに何を教えるのだろうと推測すいそくし合った。ロンは、死し喰くい人びとが知らないような、ものすごい呪のろいとか呪詛じゅそである可能性が高いと言った。ハーマイオニーはそういうものは非ひ合ごう法ほうだと言い、むしろダンブルドアは、ハリーに高度な防ぼう衛えい術じゅつを教えたがっているのだろうと言った。休憩の後、ハーマイオニーは「数かず占うらない」に出かけ、ハリーとロンは談だん話わ室しつに戻もどって、いやいやながらスネイプの宿題に取りかかった。それがあまりにも複雑ふくざつで、昼食後の自由時間にハーマイオニーが二人のところに来たときにも、まだ終わっていなかった(もっとも、ハーマイオニーのおかげで、宿題の進み具合が相当早まった)。午後の授じゅ業ぎょう開始のベルが鳴ったときに、やっと二人は宿題を終えた。三人は二時限続きの魔ま法ほう薬やく学がくの授業を受けに、これまで長いことスネイプの教室だった地ち下か牢ろう教室に向かって、通い慣れた通路を下りていった。

教室の前に並んで見回すと、N・E・W・Tレベルに進んだ生徒はたった十二人しかいなかった。クラッブとゴイルが、O・W・Lの合格点を取れなかったのは明らかだったが、スリザリンからはマルフォイを含む四人が残っていた。レイブンクローから四人、ハッフルパフからはアーニー・マクミランが一人だった。アーニーは気取ったところがあるが、ハリーは好きだった。

「ハリー」

ハリーが近づくと、アーニーはもったいぶって手を差し出した。

「今け朝さは『闇やみの魔ま術じゅつに対する防衛術』で声をかける機会がなくて。僕はいい授業だと思ったね。もっとも、『盾たての呪じゅ文もん』なんかは、かのDディーAエイ常じょう習しゅう犯はんである我々にとっては、むろん旧きゅう聞ぶんに属する呪文だけど……やあ、ロン、元気ですか?――ハーマイオニーは?」

二人が「元気」までしか言い終わらないうちに、地下牢の扉とびらが開き、スラグホーンが腹を先にして教室から出てきた。生徒が列をなして教室に入るのを迎むかえながら、スラグホーンはにっこり笑い、巨大なセイウチ髭ひげもその上でにっこりの形になっていた。ハリーとザビニに対して、スラグホーンは特別に熱い挨あい拶さつをした。

地下牢は常日頃と違って、すでに蒸じょう気きや風変わりな臭気しゅうきに満ちていた。ハリー、ロン、ハーマイオニーは、グツグツ煮にえ立ついくつもの大おお鍋なべのそばを通り過ぎながら、何だろうと鼻はなをひくひくさせた。スリザリン生四人が一つのテーブルを取り、レイブンクロー生も同様にした。残ったハリー、ロン、ハーマイオニーとアーニーは、一いっ緒しょのテーブルに着くことになった。四人は金色の大おお鍋なべにいちばん近いテーブルを選んだ。この鍋は、ハリーがいままでに嗅かいだ中でももっとも蠱こ惑わく的てきな香かおりの一つを発散していた。なぜかその香りは、糖蜜とうみつパイや箒ほうきの柄えのウッディな匂におい、そして「隠かくれ穴あな」で嗅かいだのではないかと思われる、花のような芳香ほうこうを同時に思い起こさせた。ハリーは知らぬ間にその香りをゆっくりと深く吸すい込み、香りを呑のんだかのように、自分が薬の香気こうきに満たされているのを感じた。いつの間にかハリーは大きな満足感に包まれ、ロンに向かって笑いかけた。ロンものんびりと笑いを返した。


    整个课间休息时,哈利、罗恩和赫敏都在猜测邓布利多会教哈利什么。罗恩认为很可能是食死徒不知道的一些特殊的咒语和魔法。赫敏说这些东西是不合法的,她认为邓布利多更有可能教哈利一些高深的魔法防御术。课间休息结束后,她去上算术占卜课了,哈利和罗恩回到公共休息室,满不情愿地开始做斯内普布置的家庭作业。作业太难了,吃完午饭后的休息时间里,赫敏也来做作业时,他们的作业还没有做完(不过赫敏一来,速度就快得多了)。刚刚做完,下午两节魔药课的铃声就响了。他们顺着熟悉的路赶往地下教室,那里很长时间以来一直是斯内普专用的。
 
    他们来到教室外面的走廊里,看见只有十二三个同学来上提高班。显然,克拉布和高尔的O.W.Ls成绩没有达到要求,但是有四个斯莱特林学生考试通过了,其中就有马尔福。另外还有四个拉文克劳学生和一个赫奇帕奇学生——厄尼。麦克米兰,他尽管为人有些自负傲慢,但是哈利很喜欢他。
 
    “哈利,”厄尼看见哈利走近,便伸出一只手,端着架子说,“上午的黑魔法防御术课上没有机会跟你说话。课上得不错,不过对于我们这些D。A。老成员来说,铁甲咒已经是老掉牙了……你们怎么样,罗恩——赫敏?”
 
    他们只来得及说了一句“还好”,地下教室的门就打开了,斯拉格霍恩人还没露面,那个大肚子就已经先挺了出来。同学们鱼贯走进教室,他的海象胡子在笑眯眯的嘴巴上抖动着,他招呼哈利和沙比尼时显得格外热情。
 
    与往常不同的是,地下教室里已经弥漫着蒸气,充满了各种古怪的气味。哈利、罗恩和赫敏走过一只只冒泡的大坩埚,饶有兴趣地闻着。四个斯莱特林学生坐一张桌子,四个拉文克劳学生也是一样。这么一来,哈利、罗恩和赫敏就只好跟厄尼坐在一起了。他们挑了一张离一只金色坩埚最近的桌子,坩埚里散发出阵阵香气。
 
    哈利从没有闻过这么诱人的气味:它使他同时想到了蜂蜜馅饼,想到了飞天扫帚的木头味儿,还想到了一股准是在陋居闻到过的花香味儿。他发现自己正缓缓地、深深地往里吸气,药剂的气味像酒精一样充盈在他体内,一种巨大的满足感慢慢向他袭来。他咧嘴朝罗恩笑着,罗恩也在懒洋洋地望着他笑。
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