「どうやったんだ?」地下牢を出るとき、ロンが小声で聞いた。
「ラッキーだったんだろう」
マルフォイが声の届くところにいたので、ハリーはそう答えた。
しかし、夕食のグリフィンドールの席に落ち着いたときには、ハリーは二人に話しても、もう安全だと思った。ハリーが一言話を進めるたびに、ハーマイオニーの顔はだんだん石のように固くなった。
「僕が、ずるしたと思ってるんだろ?」
ハーマイオニーの表情にいらいらしながら、ハリーは話し終えた。
「まあね、正確にはあなた自身の成果だとは言えないでしょ?」
ハーマイオニーが固い表情のままで言った。
「僕たちとは違うやり方に従っただけじゃないか」ロンが言った。
「大失敗になったかもしれないだろ? だけどその危険を冒おかした。そしてその見返りがあった」ロンはため息をついた。「スラグホーンは僕にその本を渡してたかもしれないのに、はずれだったなあ。僕の本には誰だれも何にも書き込みしてなかった。ゲロしてた。五十二ページの感じでは。だけど――」
「ちょっと待ってちょうだい」
ハリーの左耳の近くで声がした。同時に、突然ハリーはスラグホーンの地ち下か牢ろうで嗅かいだあの花のような香りが漂ただよってくるのを感じた。見るとジニーがそばに来ていた。
「聞き違いじゃないでしょうね? ハリー、あなた、誰だれかが書き込んだ本の命令に従っていたの?」
ジニーは動揺どうようし、怒っていた。何を考えているのか、ハリーにはすぐわかった。
“你是怎么做到的?”他们离开地下教室时,他问哈利。
“大概是运气好吧。”哈利说,因为马尔福就在旁边听着呢。
等到他们在格兰芬多餐桌旁坐定、准备吃午饭时,他觉得比较安全了,才把实话告诉了他们。赫敏听着他的叙述,脸色越来越阴沉。
“你大概以为我是作弊了吧?”哈利被她脸上的表情弄得很恼火,讲完后便问了她一句。
“是啊,你并不是自己独立完成的,是不是?”她生硬地说。
“他只是按照和我们不同的方法操作的,”罗恩说,“也可能会闯大祸的,是不是?他冒险了,所以得到了补偿。”他叹了口气。“斯拉格霍恩本来可能把那本书递给我的,可是,唉,没有谁在我那课本上写过字。从五十二页的情形来看,好像有人在上面吐过,但是——”
“等等。”哈利左耳边上一个声音说道,他又闻到了他在斯拉格霍恩课堂里闻到的那种花香味儿。他扭头看见金妮也加入了他们的谈话。“我没有听错吧,哈利?你一直在按照别人写在一本书上的指令做事?”
她显得惊慌而气愤。哈利立刻猜到她脑子里在想什么了。