「マルフォイが使った方法を、何か思いつか――?」
「ハリー、もうよせ」ロンが言った。
「いいか、スラグホーンがばからしいパーティに僕とハーマイオニーを招しょう待たいしたのは、何も僕のせいじゃない。僕たちが行きたかったわけじゃないんだ!」ハリーはカッとなった。
「さーて、僕はどこのパーティにも呼ばれてないし」ロンが立ち上がった。
「寝室しんしつに行くよ」
ロンは男だん子し寮りょうに向かって、床を踏ふみ鳴らしながら去っていった。ハリーとハーマイオニーは、まじまじとその後ろ姿を見送った。
「ハリー?」
新しいチェイサーのデメルザ・ロビンズが、突然ハリーのすぐ後ろに現れた。
「あなたに伝言があるわ」
「スラグホーン先生から?」ハリーは期待して座り直した。
「いいえ……スネイプ先生から」
デメルザの答えでハリーは落胆らくたんした。
「今晩八時半に先生の部屋に罰則ばっそくを受けにきなさいって――あの――パーティへの招待がいくつあっても、ですって。それから、腐くさった『レタス食い虫』と、そうでない虫をより分ける仕事だとあなたに知らせるように言われたわ。魔法薬に使うためですって。それから――それから、先生がおっしゃるには、保ほ護ご用よう手袋は持ってくる必要がないって」
「そう」
ハリーは腹を決めたように言った。
「ありがとう、デメルザ」
“你能想出马尔福用什么办法——?”
“哦,别提这件事了,哈利。”罗恩说。
“听着,斯拉格霍恩邀请赫敏和我去参加他那愚蠢的晚会,这不是我的错,我们俩都不想去,你知道的!”哈利一下子火了,冲口说道。
“好吧,既然没有人邀请我去参加晚会,”罗恩说着站了起来,“我还是上床睡觉吧。
他嗵嗵嗵地朝男生宿舍的门口走去,哈利和赫敏呆呆地望着他的背影。
“哈利?”新任追球手德米尔扎·罗宾斯突然出现在他身边,“我有一个口信带给你。”
“斯拉格霍恩教授的?”哈利满怀希望地坐起身。
“不……是斯内普教授的,”德米尔扎说,哈利的心往下一沉,“他说你必须在今晚八点半到他办公室去关禁闭——嗯——不管有多少人邀请你去参加晚会都没用。他还叫我通知你,你的任务是把腐烂的弗洛伯毛虫从好的里面挑出来,魔药课上要用——他还说你不用带防护手套。”
“好的,”哈利沉着脸说,“非常感谢,德米尔扎。”