「紅茶か?」ハリーがロンに聞いた。「コーヒーか? かぼちゃジュースか?」
「何でもいい」
ロンはむっつりとトーストを一ひと口くち噛かみ、ふさぎ込んで言った。
数分後にハーマイオニーがやって来た。ロンの最近の不ふ愉ゆ快かいな行動に、すっかり嫌気いやけが差したハーマイオニーは、二人とは別に朝食に下りてきたのだが、テーブルに着く途中で足を止めた。
「二人とも、調子はどう?」ロンの後頭部を見ながら、ハーマイオニーが遠えん慮りょがちに聞いた。
「いいよ」
ハリーは、ロンにかぼちゃジュースのグラスを渡すほうに気を取られながら、そう答えた。
「ほら、ロン、飲めよ」
ロンはグラスを口元に持っていった。そのときハーマイオニーが鋭い声を上げた。
「ロン、それ飲んじゃだめ!」
ハリーもロンも、ハーマイオニーを見上げた。
「どうして?」ロンが聞いた。
ハーマイオニーは、自分の目が信じられないという顔で、ハリーをまじまじと見ていた。
「あなた、いま、その飲み物に何か入れたわ」
「何だって?」ハリーが問い返した。
「聞こえたはずよ。私見たわよ。ロンの飲み物に、いま何か注いだわ。いま、手にその瓶びんを持っているはずよ!」
「何を言ってるのかわからないな」
ハリーは、急いで小さな瓶をポケットにしまいながら言った。
「ロン、危ないわ。それを飲んじゃだめ!」
ハーマイオニーが、警けい戒かいするようにまた言った。しかしロンは、グラスを取り上げて一気に飲み干した。
「ハーマイオニー、僕に命令するのはやめてくれ」
“茶?”哈利问罗恩,“咖啡?南瓜汁?”
“随便。”罗恩愁眉苦脸地说,郁闷地咬了一口面包。
几分钟后,赫敏来了,她因为受够了罗恩最近的古怪别扭,没有跟他们一起下楼来吃早饭。她快走到桌边时停住了脚步。
“你们俩感觉怎么样?”她试探地问,眼睛望着罗恩的后脑勺。
“不错。”哈利说,他正忙着把一杯南瓜汁递给罗恩,“给,罗恩,喝了吧。”
罗恩刚把杯子举到嘴边,赫敏突然厉声说道。
“别喝,罗恩!”
哈利和罗恩都抬头望着她。
“为什么?”罗恩说。
赫敏呆呆地瞪着哈利,似乎不敢相信自己的眼睛。
“你刚才往那杯饮料里放东西了。”
“你说什么?”哈利说。
“你听见我说什么了。我都看见了。你刚才把什么东西倒进了罗恩的饮料。现在那瓶子还在你手里攥着呢!”
“真听不懂你在说什么。”哈利一边说一边赶紧把一个小瓶子塞进口袋里。
“罗恩,我警告你,别喝!”赫敏惊慌地又说了一遍,可是罗恩端起杯子,一口喝了个精光,然后说,“你少对我指手画脚的,赫敏。”