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第15章 破れぬ誓い The Unbreakable Vow(1)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:第15章 破れぬ誓い The Unbreakable Vow凍こおりついた窓に、今日も雪が乱舞らんぶしていた。クリスマスが駆かけ足で近づいてく
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第15章 破れぬ誓い The Unbreakable Vow
第15章 破れぬ誓い The Unbreakable Vow

凍こおりついた窓に、今日も雪が乱舞らんぶしていた。クリスマスが駆かけ足で近づいてくる。ハグリッドはすでに、例年の大おお広ひろ間ま用の十二本のクリスマス・ツリーをひとりで運び込んでいた。柊ひいらぎとティンセルの花飾はなかざりが階段の手すりに巻きつけられ、鎧よろい兜かぶとの中からは永久に燃える蝋燭ろうそくが輝かがやき、廊下ろうかには大きなヤドリギの塊かたまりが一定間隔かんかくを置いて吊つり下げられた。ヤドリギの下には、ハリーが通りかかるたびに大勢の女の子が群れをなして集まってきて、廊下が渋じゅう滞たいした。しかし、これまで頻繁ひんぱんに夜間に出歩いていたおかげで、幸さいわい城の抜け道に関しては並々なみなみならぬ知識を持っていたハリーは、授じゅ業ぎょうと授業の間にも、あまり苦労せずにヤドリギのない通路を移動できた。

かつてのロンなら、ハリーが遠回りしなければならないことで嫉しっ妬と心しんを煽あおられたかもしれないが、いまはむしろ大はしゃぎで、何もかも笑い飛ばすだけだった。こんなふうに笑ったり冗じょう談だんを飛ばしたりする新しいロンのほうが、それまで数週間にわたってハリーが耐えてきた、ふさぎ込み攻こう撃げき型がたのロンより、ハリーにとってはずっと好ましかった。しかし、改かい善ぜん型がたロンには大きな代だい償しょうがついていた。第一に、ハリーは、ラベンダー・ブラウンが始し終じゅう現れるのを我慢がまんしなければならなかった。ラベンダーはどうやら、ロンにキスしていない間はむだな瞬しゅん間かんだと考えているらしい。第二に、ハリーは、二人の親友が二度と互いに口をききそうもない状況を、またしても経験する羽目になった。

ハーマイオニーの小鳥に襲おそわれ、手や腕にまだ引ひっ掻かき傷や切り傷がついていたロンは、言い訳がましく恨うらみがましい態度を取っていた。

「文句は言えないはずだ」ロンがハリーに言った。

「あいつはクラムといちゃいちゃした。それで、僕にだっていちゃついてくれる相手がいるのが、あいつにもわかったってことさ。そりゃ、ここは自由の国だからね。僕は何にも悪いことはしてない」

ハリーは何も答えず、翌日よくじつの午前中にある「呪じゅ文もん学がく」の授業までに読まなければならない本(「精せいの探たん求きゅう」)に没頭ぼっとうしているふりをした。ロンともハーマイオニーとも友達でいようと決意していたハリーは、口を固く閉じていることが多くなった。

「僕はハーマイオニーに何の約束もしちゃいない」ロンがモゴモゴ言った。「そりゃあ、まあ、スラグホーンのクリスマス・パーティにあいつと行くつもりだったさ。でもあいつは一度だって口に出して……単なる友達さ……僕はフリー・エージェントだ……」

ハリーはロンに見られていると感じながら、「精の探求」のページをめくった。ロンの声はだんだん小さくなって呟つぶやきになり、暖炉だんろの火が爆はぜる大きな音でほとんど聞こえなかったが、「クラム」とか「文句は言えない」という言葉だけは聞こえたような気がした。

 
第15章 破不可破的誓言
 
    雪花又在窗外旋舞,扑打着结冰的窗棂,圣诞节转眼将至。海格已经独自一人把礼堂里每年少不了的十二棵圣诞树搬来了;楼梯栏杆上都缠上了冬青和金属箔;甲胄的头盔里闪烁着长明蜡烛,走廊里每隔一段都挂上了一大束一大束的槲寄生。每次哈利从走廊上走过时,总会有一堆堆的女孩聚在槲寄生下面,造成交通堵塞。幸好哈利频繁的夜游使他对城堡中的秘密通道摸得透熟,能够不太困难地在课间绕过有槲寄生的路线。
 
    这种绕道以前会让罗恩感到嫉妒而不是开心,现在他却只是哈哈大笑。虽然哈利觉得这个嘻嘻哈哈的新罗恩比前几星期那个郁闷、好斗的罗恩好得多,可这改变却也代价高昂。首先,哈利不得不经常看到拉文德·布朗,这女孩似乎把不亲吻罗恩的每一刻都当做浪费;第二,哈利再次成了两个似乎要永远不跟对方说话的人的好朋友。
 
    罗恩的手上和胳膊上还带着赫敏的小黄雀袭击留下的伤疤,他一副自卫和怨恨的口气。
 
    “她没什么可抱怨的,”他对哈利说,“她亲了克鲁姆,结果发现也有人想亲我。嘿嘿,自由国家嘛,我没做错什么。”
 
    哈利没有回答,假装专心在看明天上午魔咒课前要读完的那本书(《第五元素:探索》)。他虽然决心继续做这两个人的朋友,但现在很多时候都闭着嘴巴。
 
    “我从没对赫敏承诺过什么,”罗恩嘟囔道,“我要是跟她一起去参加斯拉格霍恩的圣诞晚会,可她从来没说……只是朋友……我是自由人……”
 
    哈利把《第五元素:探索》翻过一页,知道罗恩在看着他。罗恩的声音低了下去,在炉火在噼啪声中几乎听不见了,但哈利好像又听到了“克鲁姆”和“没啥可抱怨的”之类的话。
 
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