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第15章 破れぬ誓い The Unbreakable Vow(2)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:ハーマイオニーは時間割がぎっしり詰まっていたので、いずれにせよハリーは、夜にならないとハーマイオニーとまともに話ができる
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ハーマイオニーは時間割がぎっしり詰まっていたので、いずれにせよハリーは、夜にならないとハーマイオニーとまともに話ができる状じょう態たいではなかった。ロンは、夜になるとラベンダーに固く巻きついていたので、ハリーが何をしているかにも気づいていなかった。ハーマイオニーは、ロンが談だん話わ室しつにいるかぎり、そこにいることを拒否きょひしていたので、ハリーはだいたい図書室でハーマイオニーに会った。ということは、二人がひそひそ話をするということでもあった。

「誰とキスしようが、まったく自由よ」

司書ししょのマダム・ピンスが背後の本棚ほんだなをうろついているときに、ハーマイオニーが声をひそめて言った。

「まったく気にしないわ」

ハーマイオニーが羽根ペンを取り上げて、強きょう烈れつに句点くてんを打ったので、羊よう皮ひ紙しに穴が空いた。ハリーは何も言わなかった。あまりにも声を使わないので、そのうち声が出なくなるのではないかと思った。「上じょう級きゅう魔ま法ほう薬やく」の本にいっそう顔を近づけ、ハリーは「万年まんねん万ばん能のう薬やく」についてのノートを取り続け、ときどきペンを止めては、リバチウス・ボラージの文章に書き加えられている、プリンスの有用な追つい加か情じょう報ほうを判読はんどくした。

「ところで」しばらくして、ハーマイオニーがまた言った。

「気をつけないといけないわよ」

「最後にもう一回だけ言うけど」

四十五分もの沈ちん黙もくのあとで、ハリーの声は少しかすれていた。

「この本を返すつもりはない。プリンスから学んだことのほうが、スネイプやスラグホーンからこれまで教わってきたことより――」

「私、そのばからしいプリンスとかいう人のことを、言ってるんじゃないわ」

ハーマイオニーは、その本に無礼ぶれいなことを言われたかのように、険悪けんあくな目つきで教科書を見た。

「ちょっと前に起こったことを話そうとしてたのよ。ここに来る前に女子トイレに行ったら、そこに十人ぐらい女子が集まっていたの。あのロミルダ・ベインもいたわ。あなたに気づかれずに惚ほれ薬ぐすりを盛もる方法を話していたの。全員が、あなたにスラグホーン・パーティに連れていってほしいと思っていて、みんながフレッドとジョージの店から『愛あいの妙みょう薬やく』を買ったみたい。それ、たぶん効きくと思うわ――」

「なら、どうして取り上げなかったんだ?」ハリーが詰め寄った。

ここいちばんという肝心かんじんなときに、規則きそく遵じゅん守しゅ熱ねつがハーマイオニーを見捨てたのは尋じん常じょうではないと思われた。

「あの人たち、トイレでは薬を持っていなかったの」ハーマイオニーが蔑さげすむように言った。

「戦せん術じゅつを話し合っていただけ。さすがの『プリンス』も――」

ハーマイオニーはまたしても険悪な目つきで本を見た。

「十種類以上の惚れ薬が一度に使われたら、その解げ毒どく剤ざいをでっち上げることなど夢にも思いつかないでしょうから、私なら一いっ緒しょに行く人を誰だれか誘さそうわね――そうすればほかの人たちは、まだチャンスがあるなんて考えなくなるでしょう――明日の夜よ。みんな必死になっているわ」

「誰も招まねきたい人がいない」ハリーが呟つぶやいた。

ハリーはいまでも、避さけうるかぎりジニーのことは考えまいとしていた。その実、ジニーはしょっちゅうハリーの夢に現れていた。夢の内容からして、ロンが「開かい心しん術じゅつ」を使うことができないのは、心底しんそこありがたかった。

「まあ、とにかく飲み物には気をつけなさい。ロミルダ・ベインは本気みたいだったから」

ハーマイオニーが厳きびしく言った。


    赫敏的时间表太满,哈利到晚上才能跟她正经说上话,反正这时罗恩被拉文德缠得紧紧的,顾不到哈利在干什么。只要有罗恩在,赫敏就不肯坐在公共休息室里,所以哈利一般到图书馆去找她,这意味着谈话要悄悄地进行。
 
    “他爱亲谁就亲谁好了,”赫敏说,图书馆管理员平斯夫人正在后面的书架间巡视着,“我才不在乎呢。”
 
    她举起鹅毛笔,给正在写的字母i狠狠地点上一点,结果把羊皮纸戳了个窟窿。哈利没吱声,他觉得他的嗓子一直不用都快要失声了。他把头埋得更低了一点儿,继续在《高级魔药制作》“长生不老药”一节上做着笔记,有时会停下来辨认一番王子对利巴修·波拉奇加的有用补充。
 
    “顺便说一句,”过了一会儿赫敏说,“你要小心点儿。”
 
    “跟你说最后一遍,”哈利悄悄地说,这是他闷了四十五分钟后第一次开口,声音有点哑,“这书我不还了,我从混血王子这儿学到的比斯内普和斯拉格霍恩——”
 
    “我不是说你那个愚蠢的所谓王子,”赫敏凶巴巴地瞪了他的书一眼,好像它惹了她似的,“我是说刚才,到这儿来之前,我去盥洗室,那儿有一打女孩子,包括罗米达·万尼,都在讨论怎么能让你喝下迷情剂。她们都希望能被你带去参加斯拉格霍恩的晚会,而且好像都买了弗雷德和乔治的迷情剂——”
 
    “你怎么没把那些东西没收了呢?”哈利问,对赫敏维护规章制度的癖好在这节骨眼上松懈下来似乎觉得不可思议。
 
    “她们没把药水带进盥洗室,”赫敏轻蔑地说,“只是在讨论计策。我怀疑就连混血王子,”她又凶巴巴地瞪了那本书一眼,“也想不出法子同时弄出一打不同的迷情剂的解药来,换了我就赶快邀请一个人——这样别人就不会觉得还有机会了。就是明天晚上嘛,她们急眼了。”
 
    “没有一个我想邀请的人。”哈利嘟嚷道,他还是尽量不去想金妮,虽然她总是在他梦中出现,并且出现的方式让他衷心庆幸罗恩不会摄神取念。
 
    “好吧,那喝东西你可得当心,罗米达·万尼看上去可是认真的。”赫敏阴沉地说。
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