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第15章 破れぬ誓い The Unbreakable Vow(15)

时间: 2023-07-10    进入日语论坛
核心提示:パーティからいったん離れてしまえば、廊下ろうかはまったく人気ひとけがなかったので、ポケットから「透とう明めいマント」を出
(单词翻译:双击或拖选)

パーティからいったん離れてしまえば、廊下ろうかはまったく人気ひとけがなかったので、ポケットから「透とう明めいマント」を出して身につけるのはたやすいことだった。むしろスネイプとマルフォイを見つけるほうが難むずかしかった。

ハリーは廊下を走った。足音は、背後のスラグホーンの部屋から流れてくる音楽や、声高こわだかな話し声に掻き消された。スネイプは、地下にある自分の部屋にマルフォイを連つれていったのかもしれない……それともスリザリンの談だん話わ室しつまで付つき添そっていったのか……いずれにせよ、ハリーは、ドアというドアに耳を押しつけながら廊下を疾走しっそうした。

廊下のいちばん端はしの教室に着いて鍵穴かぎあなに屈かがみ込んだとき、中から話し声が聞こえたのには心が躍おどった。

「……ミスは許されないぞ、ドラコ。なぜなら、君が退学になれば――」

「僕はあれにはいっさい関係ない、わかったか?」

「君が我わが輩はいに本当のことを話しているのならいいのだが。なにしろあれは、お粗末そまつで愚おろかしいものだった。すでに君が関わっているという嫌疑けんぎがかかっている」

「誰だれが疑っているんだ?」マルフォイが怒ったように言った。

「もう一度だけ言う。僕はやってない。いいか? あのベルのやつ、誰も知らない敵てきがいるに違いない――そんな目で僕を見るな! おまえがいま何をしているのか、僕にはわかっている。ばかじゃないんだから。だけどその手は効きかない――僕はおまえを阻そ止しできるんだ!」

一いっ瞬しゅん黙だまった後、スネイプが静かに言った。

「ああ……ベラトリックスおばさんが君に『閉へい心しん術じゅつ』を教えているのか、なるほど。ドラコ、君は自分の主君しゅくんに対して、どんな考えを隠かくそうとしているのかね?」

「僕はあの人に対して何も隠そうとしちゃいない。ただおまえがしゃしゃり出てくるのがいやなんだ!」

ハリーは一段と強く鍵穴かぎあなに耳を押しつけた……これまで常に尊敬そんけいを示し、好意まで示していたスネイプに対して、マルフォイがこんな口のきき方をするなんて、いったい何があったんだろう?

「なれば、そういう理由で今学期は我輩を避さけてきたというわけか? 我輩が干かん渉しょうするのを恐れてか? わかっているだろうが、我輩の部屋に来るようにと何度言われても来なかった者は、ドラコ――」

「罰則ばっそくにすればいいだろう! ダンブルドアに言いつければいい!」マルフォイが嘲あざけった。

また沈ちん黙もくが流れた。そしてスネイプが言った。

「君にはよくわかっていることと思うが、我輩はそのどちらもするつもりはない」

「それなら、自分の部屋に呼びつけるのはやめたほうがいい!」


    出来之后,哈利从兜里抽出隐形衣披到身上,这样做很容易,因为走廊上很空,难的是找到斯内普和马尔福。哈利跑了起来,斯拉格霍恩办公室里仍在传出的音乐与谈话声掩盖了他的脚步声,也许斯内普把马尔福带到他的地下办公室去了……也许正在把他送回斯莱特林的公共休息室……哈利还是把耳朵贴到一扇门上。当他凑到走廊上最后一间教室的钥匙孔上时,顿觉一阵狂喜,他听到了说话声。
 
    “……不能再出纰漏,德拉科,要是你被开除——”
 
    “那事跟我无关,知道吗?”
 
    “我希望你说的是真话,因为那事拙劣而又愚蠢,你已经受到怀疑了。”
 
    “谁怀疑我?”马尔福生气地问,“再说最后一遍,不是我干的,知道吗?那个叫凯蒂的女孩准是有个没人知道的仇人——别那样看着我!我知道你在干什么,我又不傻,可是没用——我能阻止你!”
 
    停了一阵子,斯内普轻声说:“呃……贝拉特里克斯姨妈教过你大脑封闭术。你有什么念头想瞒着你的主人,德拉科?”
 
    “我没想瞒着他,我只是不要你插在里面。”
 
    哈利把耳朵贴得更紧了一些……是什么使马尔福开始这样对斯内普说话的呢?斯内普,马尔福以前可是好像一直挺尊敬,甚至挺喜欢他的啊?
 
    “所以你这学期躲着我?你怕我干涉?你要知道,德拉科,如果换了别人,我多次叫他来我办公室而他不来——”
 
    “关禁闭!报告邓布利多!”马尔福讥笑道。
 
    又停了一阵子,斯内普说:“你很清楚我不想做这些事。”
 
    “那你最好别再叫我去你的办公室。”
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