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第16章 冷え冷えとしたクリスマス(18)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:二人は長いこと火花を散らして見つめ合った。やがてスクリムジョールが、温あたたかさの仮面をかなぐり捨てて言った。「そうか。
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二人は長いこと火花を散らして見つめ合った。やがてスクリムジョールが、温あたたかさの仮面をかなぐり捨てて言った。

「そうか。君はむしろ――君の英雄えいゆうダンブルドアと同じに――魔法省から分離ぶんりするほうを選ぶわけだな?」

「僕は利用されたくない」ハリーが言った。

「魔法省に利用されるのは、君の義ぎ務むだという者もいるだろう!」

「ああ、監獄かんごくにぶち込む前に、本当に死し喰くい人びとなのかどうかを調べるのが、あなたの義務だという人もいるかもしれない」

ハリーはしだいに怒りが募つのってきた。

「あなたは、バーティ・クラウチと同じことをやっている。あなたたちは、いつもやり方を間違える。そういう人種なんだ。違いますか? 目と鼻はなの先で人が殺されていても、ファッジみたいにすべてがうまくいっているふりをするかと思えば、こんどはあなたみたいに、お門違かどちがいの人間を牢ろうに放り込んで、『選ばれし者』が自分のために働いているように見せかけようとする!」

「それでは、君は『選ばれし者』ではないのか?」

「どっちにしろ大した問題ではないと、あなた自身が言ったでしょう?」

ハリーは皮肉に笑った。

「どっちにしろ、あなたにとっては問題じゃないんだ」

「失言しつげんだった」スクリムジョールが急いで言った。「まずい言い方だった――」

「いいえ、正直な言い方でした」ハリーが言った。「あなたが僕に言ったことで、それだけが正直な言葉だった。僕が死のうが生きようが、あなたは気にしない。ただ、あなたは、ヴォルデモートとの戦いに勝っている、という印いん象しょうをみんなに与えるために、僕が手伝うかどうかだけを気にしている。大臣、僕は忘れちゃいない……」

ハリーは右手の拳こぶしを挙げた。そこに、冷たい手の甲こうに白々と光る傷きず痕あとは、ドローレス・アンブリッジが無理やりハリーに、ハリー自身の肉に刻きざませた文字だった。

「僕は嘘うそをついてはいけない」

「ヴォルデモートの復活ふっかつを、僕がみんなに教えようとしていたときに、あなたたちが僕を護まもりに駆かけつけてくれたという記憶はありません。魔法省は去年、こんなに熱心に僕にすり寄ってこなかった」

二人は黙だまって立ち尽くしていた。足下あしもとの地面と同じくらい冷たい沈ちん黙もくだった。庭にわ小こ人びとはようやくミミズを引っぱり出し、石楠花しゃくなげの茂みのいちばん下の枝に寄りかかって、うれしそうにしゃぶり出した。

「ダンブルドアは何を企たくらんでいる?」

スクリムジョールがぶっきらぼうに言った。

「ホグワーツを留守にして、どこに出かけているのだ?」

「知りません」ハリーが言った。

「知っていても私には言わないだろうな」スクリムジョールが言った。

「違うかね?」

「ええ、言わないでしょうね」ハリーが言った。

「さて、それなら、ほかの手立てで探ってみるしかないということだ」

「やってみたらいいでしょう」ハリーは冷淡れいたんに言った。

「ただ、あなたはファッジより賢かしこそうだから、ファッジの過あやまちから学んだはずでしょう。ファッジはホグワーツに干かん渉しょうしようとした。お気づきでしょうが、ファッジはもう大臣じゃない。でもダンブルドアはまだ校長のままです。ダンブルドアには手出しをしないほうがいいですよ」

長い沈ちん黙もくが流れた。

「なるほど、ダンブルドアが君を上手く仕込んだということが、はっきりわかった」

細縁ほそぶちメガネの奥で、スクリムジョールの目は冷たく険悪けんあくだった。

「骨の髄ずいまでダンブルドアに忠ちゅう実じつだな、ポッター、え?」

「ええ、そのとおりです」

ハリーが言った。

「はっきりしてよかった」

そしてハリーは魔法大臣に背を向け、家に向かって大股おおまたに歩き出した。


    两人互相瞪视了许久,最后斯克林杰不再伪装友善了,说道:“我看得出,你希望——像你心目中的英雄邓布利多一样——脱离魔法部?”
 
    “我不想被利用。”
 
    “有人会说为魔法部效力是你的义务!”
 
    “是,有人会说在把人关进监牢前先查明他是不是食死徒是你的义务。”哈利说,他的火气上来了,“你所做的跟巴蒂。克劳奇一样。你们从来都没做对过,是不是?要么是福吉,人在他眼皮底下被杀了还假装天下太平;要么就是你,关押无辜,还假装有救世之星为你工作!”
 
    “你不是救世之星?”斯克林杰问。
 
    “你不是说这不重要吗?”哈利说,讽刺地笑了一声,“至少对你不重要。”
 
    “我不该那么说,”斯克林杰立刻说,“措词不当——”
 
    “不,这很诚实,”哈利说,“是你对我说过的少数实话之一。你不关心我的死活,但你关心要我帮你使大家相信你在战胜伏地魔。我没忘记,部长……”
 
    他举起右拳,冰冷的手背上那道伤痕发着白光,那是乌姆里奇逼他刻下的字迹:我不可能说谎。
 
    “当我告诉大家伏地魔回来了的时候,并没看见你冲出来帮助我,魔法部去年可没这么热心交朋友。”
 
    两人僵立在那儿,气氛像他们脚下的土地一样冰冷。小地精终于把虫子拽了出来,靠在杜鹃花丛最低的枝条上开心地吮吸着。
 
    “邓布利多在干什么?”斯克林杰唐突地问,“他不在霍格沃茨的时候会去哪儿?”
 
    “不知道。”
 
    “就是知道你也不会告诉我,是不是?”
 
    “是,不会。”
 
    “好吧,我只有看看能不能用其他办法搞清楚了。”
 
    “你可以试试,”哈利冷漠地说,“不过你看上去比福吉聪明,所以我以为你会吸取他的教训。他企图干涉霍格沃茨,你也许注意到他已经不是部长了,但邓布利多还是校长。如果我是你,就不去干涉邓布利多。”
 
    一阵长时间的沉默。
 
    “我看出他在你身上做得很成功,”斯克林杰说,金丝边眼镜后的眼睛冷漠而严厉,“彻头彻尾是邓布利多的人,对不对?波特?”
 
    “对,我是,”哈利说,“很高兴我们说清了这一点。”
 
    他转身丢下魔法部长,大步朝屋里走去。
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