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第17章 ナメクジのろのろの記憶(9)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:ハリーは何も言わなかった。自分の打ち明け話が受けた仕打ちに、まだ腹が立っていた。しかし、それ以上議論ぎろんしても、どうに
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ハリーは何も言わなかった。自分の打ち明け話が受けた仕打ちに、まだ腹が立っていた。しかし、それ以上議論ぎろんしても、どうにかなるとは思えなかった。

「されば――」ダンブルドアが凛りんとした声で言った。

「今夜の授じゅ業ぎょうでは、トム・リドルの物語を続ける。前回は、トム・リドルがホグワーツで過ごす日々の入口のところで途と切ぎれておった。憶おぼえておろうが、自分が魔法使いだと聞かされたトムは興こう奮ふんした。ダイアゴン横よこ丁ちょうにわしが付つき添そうことをトムは拒否きょひし、そしてわしは、入学後は盗みを続けてはならぬと警告けいこくした」

「さて、新学期が始まり、トム・リドルがやって来た。古着ふるぎを着た、おとなしい少年は、ほかの新入生とともに組分けの列に並んだ。組分け帽子ぼうしは、リドルの頭に触ふれるや否いなや、スリザリンに入れた」

話し続けながら、ダンブルドアは黒くなった手で頭上の棚たなを指差した。そこには、古こ色しょく蒼そう然ぜんとした組分け帽子が、じっと動かずに納まっていた。

「その寮りょうの、かの有名な創そう始し者しゃが蛇へびと会話ができたということを、リドルがどの時点で知ったのかはわからぬ――おそらくは最初の晩ばんじゃろう。それを知ることで、リドルは興奮し、いやが上にも自惚うぬぼれが強くなった」

「しかしながら、談だん話わ室しつでは蛇語へびごを振りかざし、スリザリン生を脅おどしたり感心させたりしていたにせよ、教きょう職しょく員いんはそのようなことにはまったく気づかなんだ。傍目はためには、リドルは何らの傲ごう慢まんさも攻こう撃げき性せいも見せなんだ。稀け有うな才能と優すぐれた容貌ようぼうの孤こ児じとして、リドルはほとんど入学のその時点から、自然に教職員の注目と同情を集めた。リドルは、礼儀れいぎ正しく物静かで、知識に飢うえた生徒のように見えた。ほとんど誰だれもが、リドルには非常によい印いん象しょうを持っておった」

「孤こ児じ院いんで先生がリドルに会ったときの様子を、ほかの先生方には話して聞かせなかったのですか?」ハリーが聞いた。

「話しておらぬ。リドルは後悔こうかいする素そ振ぶりをまったく見せはせなんだが、以前の態度を反省し、新しくやり直す決心をしている可能性があったわけじゃ。わしは、リドルに機会を与えるほうを選んだのじゃ」

ハリーが口を開きかけると、ダンブルドアは言葉を切り、問いかけるようにハリーを見た。ここでもまた、ダンブルドアは、不利な証しょう拠こがどれほどあろうと、信頼しんらいに値あたいしない者を信頼している。ダンブルドアはそういう人だ! しかしハリーは、ふとあることを思い出した……。

「でも先生は、完全にリドルを信用してはいなかったのですね? あいつが僕にそう言いました……あの日にっ記き帳ちょうから出てきたリドルが、『ダンブルドアだけは、ほかの先生方と違って、僕に気を許してはいないようだった』って」

「リドルが信用できると、手放てばなしでそう考えたわけではない、とだけ言うておこう」

ダンブルドアが言った。

「すでに言うたように、わしはあの者をしっかり見張ろうと決めておった。そしてその決意どおりにしたのじゃ。最初のころは、観察してもそれほど多くのことがわかったわけではない。リドルはわしを非常に警けい戒かいしておった。自分が何者なのかを知って興こう奮ふんし、わしに少し多くを語りすぎたと思ったに違いない。リドルは慎しん重ちょうになり、あれほど多くを暴露ばくろすることは二度となかったが、興こう奮ふんのあまりいったん口を滑すべらせたことや、ミセス・コールがわしに打ち明けてくれたことを、リドルが撤回てっかいするわけにはいかなんだ。しかし、リドルは、わしの同どう僚りょうの多くを惹ひきつけはしたものの、決してわしまで魅み了りょうしようとはせぬという、思し慮りょ分ふん別べつを持ち合わせておった」


    哈利没有说话,还在为他的报告遭受冷遇而生气,但他也看出再争下去没有什么好处。
 
    “所以,”邓布利多朗声说道,“我们今晚要继续汤姆·里德尔的故事,上节课讲到他正要跨入霍格沃茨的门槛。你大概还记得他听说自己是巫师时是多么兴奋,还有他拒绝让我陪他去对角巷,我也警告过他进校后不得继续偷窃。”
 
    “新学年开始了,带来了汤姆·里德尔,一个穿着二手袍子的安静男孩,跟其他新生一起排队参加分院仪式。分院帽几乎是一碰到他的脑袋,就把他分到了斯莱特林学院。”邓布利多继续说着,焦黑的手朝身后一挥,指了指那顶待在他头顶架子上一动不动的古老陈旧的分院帽,“我不知道里德尔什么时候了解到该学院著名的创始人会蛇佬腔——也许就在那天晚上。这个消息想必令他十分兴奋,并增加了他的自负。”
 
    “或许他在公共休息室里用蛇佬腔吓唬过斯莱特林的同学或让他们佩服起他来,然而,这些一点也没有传到教员们那里。他外表没有露出丝毫的傲慢或侵略性。作为一个资质超常又十分英俊的孤儿,他自然地几乎一到校就吸引了教员们的注意和同情。他看上去有礼貌、安静、对知识如饥似渴。几乎所有的人都对他印象很好。”
 
    “�きかけると、ダンブルドアは言葉を切り、問いかけるようにハリーを見た。ここでもまた、ダンブルドアは、不利な証しょう拠こがどれほどあろうと、信頼しんらいに値あたいしない者を信頼している。ダンブルドアはそういう人だ! しかしハリーは、ふとあることを思い出した……。

「でも先生は、完全にリドルを信用してはいなかったのですね? あいつが僕にそう言いました……あの日にっ記き帳ちょうから出てきたリドルが、『ダンブルドアだけは、ほかの先生方と違って、僕に気を許してはいないようだった』って」

「リドルが信用できると、手放てばなしでそう考えたわけではない、とだけ言うておこう」

ダンブルドアが言った。

「すでに言うたように、わしはあの者をしっかり見張ろうと決めておった。そしてその決意どおりにしたのじゃ。最初のころは、観察してもそれほど多くのことがわかったわけではない。リドルはわしを非常に警けい戒かいしておった。自分が何者なのかを知って興こう奮ふんし、わしに少し多くを語りすぎたと思ったに違いない。リドルは慎しん重ちょうになり、あれほど多くを暴露ばくろすることは二度となかったが、興こう奮ふんのあまりいったん口を滑すべらせたことや、ミセス・コールがわしに打ち明けてくれたことを、リドルが撤回てっかいするわけにはいかなんだ。しかし、リドルは、わしの同どう僚りょうの多くを惹ひきつけはしたものの、決してわしまで魅み了りょうしようとはせぬという、思し慮りょ分ふん別べつを持ち合わせておった」


    哈利没有说话,还在为他的报告遭受冷遇而生气,但他也看出再争下去没有什么好处。
 
    “所以,”邓布利多朗声说道,“我们今晚要继续汤姆·里德尔的故事,上节课讲到他正要跨入霍格沃茨的门槛。你大概还记得他听说自己是巫师时是多么兴奋,还有他拒绝让我陪他去对角巷,我也警告过他进校后不得继续偷窃。”
 
    “新学年开始了,带来了汤姆·里德尔,一个穿着二手袍子的安静男孩,跟其他新生一起排队参加分院仪式。分院帽几乎是一碰到他的脑袋,就把他分到了斯莱特林学院。”邓布利多继续说着,焦黑的手朝身后一挥,指了指那顶待在他头顶架子上一动不动的古老陈旧的分院帽,“我不知道里德尔什么时候了解到该学院著名的创始人会蛇佬腔——也许就在那天晚上。这个消息想必令他十分兴奋,并增加了他的自负。”
 
    “或许他在公共休息室里用蛇佬腔吓唬过斯莱特林的同学或让他们佩服起他来,然而,这些一点也没有传到教员们那里。他外表没有露出丝毫的傲慢或侵略性。作为一个资质超常又十分英俊的孤儿,他自然地几乎一到校就吸引了教员们的注意和同情。他看上去有礼貌、安静、对知识如饥似渴。几乎所有的人都对他印象很好。”
 
    “你没告诉他们你在孤儿院见到他时,他是什么样子?”
 
    “没有。尽管他未曾表示过忏悔,但也许他对以前的行为有所自责,决心重新做人,我选择了给他这个机会。”
 
    邓布利多停了下来,询问地望着哈利。哈利张嘴想说话,因为这又一次证明邓布利多过于信任别人,尽管有压倒性的语气表明那些人不值得信任。但哈利想起了什么……
 
    “但您并不真正相信他,是不是?他告诉我……日记里出来的那个里德尔说:”邓布利多似乎从来不像其他教师那样喜欢我‘。“
 
    “这么说吧,我不是无条件地认为他值得信任。”邓布利多说,“前面已经提过,我决定密切观察他,我确实这么做了。我不能说从一开始的观察中就发现了很多。他对我很戒备。我相信他是感觉到了,他在发现自己真实身份时的那阵激动中对我说得太多了一点。他小心地注意不再暴露那么多。但他无法收回那些他在兴奋中说漏的话,也无法收回科尔夫人对我吐露的那些。然而,他很明智,没有企图像迷惑我的那么多同事一样来迷惑我。”
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