返回首页

第18章 たまげた誕生日 Birthday Surprises(18)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:ロンは猛烈もうれつな勢いで、暖房だんぼうの効ききすぎた、ごてごてしたスラグホーンの部屋に飛び込んだが、房飾ふさかざりつき
(单词翻译:双击或拖选)

ロンは猛烈もうれつな勢いで、暖房だんぼうの効ききすぎた、ごてごてしたスラグホーンの部屋に飛び込んだが、房飾ふさかざりつきの足置き台につまずいて転びかけ、ハリーの首根くびねっこにつかまってやっと立ち直った。

「あの女ひとは見てなかっただろうな?」とロンが呟つぶやいた。

「あの女ひとは、まだ来ていないよ」

スラグホーンが魔法薬キットを開けて、小さなクリスタルの瓶びんに、あれこれ少しずつ摘つまんでは加えるのを見ながら、ハリーが言った。

「よかった」ロンが熱っぽく言った。「僕、どう見える?」

「とても男おとこ前まえだ」

スラグホーンが、透とう明めいな液体の入ったグラスをロンに渡しながら、よどみなく言った。

「さあ、これを全部飲みなさい。神経しんけい強きょう壮そう剤ざいだ。彼女が来たとき、それ、君が落ち着いていられるようにね」

「すごい」ロンは張り切って、解げ毒どく剤ざいをズルズルと派手な音を立てながら飲み干した。

ハリーもスラグホーンもロンを見つめた。しばらくの間、ロンは二人ににっこり笑いかけていたが、やがてにっこりはゆっくりと引っ込み、消え去って、極きょく端たんな恐きょう怖ふの表情と入れ替かわった。

「どうやら、元に戻もどった?」ハリーはニヤッと笑った。スラグホーンはクスクス笑っていた。

「先生、ありがとうございました」

「いやなに、かまわん、かまわん」

打ちのめされたような顔で、そばの肘ひじ掛かけ椅い子すに倒れ込むロンを見ながら、スラグホーンが言った。

「気つけ薬が必要らしいな」

スラグホーンが、こんどは飲み物でびっしりのテーブルに急ぎながら言った。

「バタービールがあるし、ワインもある。オーク樽だる熟じゅく成せいの蜂はち蜜みつ酒しゅは最後の一本だ……うーむ……ダンブルドアにクリスマスに贈おくるつもりだったが……まあ、それは……」

スラグホーンは肩をすくめた。

「……もらっていなければ、別に残念とは思わないだろう! いま開けて、ミスター・ウィーズリーの誕たん生じょう祝いといくかね? 失恋の痛手いたでを追い払うには、上等の酒に勝まさるものなし……」

スラグホーンはまたうれしそうに笑い、ハリーも一いっ緒しょに笑った。真実しんじつの記憶を引き出そうとして大失敗したあのとき以来、スラグホーンとほとんど二人だけになったのは、はじめてだった。スラグホーンの上じょう機き嫌げんを続けさせることができれば、もしかして……オーク樽熟成の蜂蜜酒をたっぷり飲み交わしたあとで、もしかしたら……。

「そーら」

スラグホーンがハリーとロンにそれぞれグラスを渡し、それから自分のグラスを挙げて言った。

「さあ、誕生日おめでとう、ラルフ――」

「――ロンです――」ハリーが囁ささやいた。

しかしロンは、乾杯かんぱいの音頭おんどが耳に入らなかったらしく、とっくに蜂蜜酒を口に放り込み、ゴクリと飲んでしまった。

ほんの一いっ瞬しゅんだった。心臓が一ひと鼓こ動どうする間もなかった。ハリーは何かとんでもないことが起きたのに気づいた。スラグホーンは、どうやら気づいていない。

「――いついつまでも健すこやかで――」

「ロン!」

ロンは、グラスをポトリと落とした。椅い子すから立ち上がりかけたとたん、ぐしゃりと崩くずれ、手足が激はげしく痙攣けいれんしはじめた。口から泡あわを吹き、両目が飛び出している。

「先生!」ハリーが大声を上げた。「何とかしてください!」

しかし、スラグホーンは、衝しょう撃げきで唖然あぜんとするばかりだった。ロンはぴくぴく痙攣し、息を詰まらせた。皮ひ膚ふが紫色になってきた。

「いったい――しかし――」スラグホーンはしどろもどろだった。

ハリーは低いテーブルを飛び越えて、開けっぱなしになっていたスラグホーンの魔法薬キットに飛びつき、瓶びんや袋を引っぱり出した。その間も、ゼイゼイというロンの恐ろしい断だん末まつ魔まの息いき遣づかいが聞こえていた。やっと見つけた――魔法薬の授じゅ業ぎょうでスラグホーンがハリーから受け取った、萎しなびた肝臓かんぞうのような石だ。

ハリーはロンのそばに飛んで戻もどり、顎あごをこじ開け、ベゾアール石を口に押し込んだ。ロンは大きく身震みぶるいしてゼーッと息を吐はき、ぐったりと静かになった。


    罗恩冲进斯拉格霍恩那热烘烘的拥挤的书房,被一个带穗的脚凳绊了一下,赶紧抱住哈利的脖子才恢复了平衡。他小声说:“她没看见,没看见吧?”
 
    “她还没来呢。”哈利说,一边看着斯拉格霍恩打开配药包,往一个小水晶瓶里加点儿这个又加点儿那个。
 
    “那就好,”罗恩热切地说,“我看上去怎么样?”
 
    “非常英俊,”斯拉格霍恩递给罗恩一杯澄清的液体,“把它喝了,这是滋补神经的,能让你在她来时保持镇静。”
 
    “太棒了。”罗恩迫不及待地说,咕嘟一声喝下了解药。
 
    哈利和斯拉格霍恩观察着他。有那么一刻,罗恩笑嘻嘻地望着他们,然后,他的笑容很慢很慢地消失了,变成了极度的恐惧。
 
    “恢复正常了?”哈利笑着问,斯拉格霍恩呵呵地笑了。
 
    “非常感谢您,教授。”
 
    “不客气,孩子,不客气。”斯拉格霍恩说,罗恩跌坐到旁边的扶手椅上,像霜打了一般。“提提精神,这是他现在需要的。”斯拉格霍恩继续说,一边急忙走到一个摆满饮料的桌子前,“我有黄油啤酒、葡萄酒,还有最后一瓶橡木陈酿的蜂蜜酒……嗯……我们为什么不打开它,庆祝一下韦斯莱先生的生日呢?要驱散爱情幻灭的痛苦,莫过于一杯好酒……”
 
    他又大笑起来,哈利也笑了。这是自上回灾难性的试探之后,他算是第一次单独跟斯拉格霍恩在一起。也许,只要让斯拉格霍恩保持好心情……让他喝够橡木陈酿的蜂蜜酒……
 
    “来吧,”斯拉格霍恩递给哈利和罗恩每人一杯蜂蜜酒,举着杯子说,“生日快乐,拉尔弗——”
 
    “——罗恩——”哈利小声说。
 
    可罗恩似乎没听到祝酒,已经把酒倒进嘴里,咽了下去。
 
    有那么一秒钟,几乎只是一下心跳的时间,哈利感到出了可怕的问题,而斯拉格霍恩似乎没有发觉。
 
    “——祝你有更多——”
 
    “罗恩!”
 
    罗恩掉了杯子,想从椅子上站起来,但却倒了下去。他四肢剧烈的痉挛着,口吐白沫,眼珠凸了出来。

    “教授!”哈利大叫,“快想想办法!”
 
    可是斯拉格霍恩好像吓呆了。罗恩抽搐着,呼吸困难,皮肤开始变青。
 
    “怎么——可是——”斯拉格霍恩结结巴巴地说。
 
    哈利路过一张矮桌,冲向斯拉格霍恩打开的配药包,抽出瓶瓶罐罐。罗恩那可怕的咕噜咕噜的呼吸声充满了房间。终于找到了——斯拉格霍恩在魔药课上收去的那块腰子状的石头。
 
    他奔回罗恩身边,撬开他的嘴巴,把粪石进了他嘴里。罗恩剧烈地哆嗦了一下,咕噜噜倒吸了一口气,身体瘫软不动了。

轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%

热门TAG:
  • 上一篇:暂无
  • 下一篇:暂无
推荐内容
热点内容
论坛新贴