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第19章 しもべ妖精の尾行 Elf Tails(9)_ハリー・ポッターと謎のプリンス_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:ロンが毒を盛もられたというニュースは、次の日たちまち広まったが、ケイティの事件ほどの騒ぎにはならなかった。ロンはそのとき
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ロンが毒を盛もられたというニュースは、次の日たちまち広まったが、ケイティの事件ほどの騒ぎにはならなかった。ロンはそのとき魔法薬の先生の部屋にいたのだから、単なる事故だったのだろうと考えられたこともあり、すぐに解げ毒どく剤ざいを与えられたため大事には至らなかったというせいもある。事実、グリフィンドール生全体の関心は、むしろ差さし迫せまったクィディッチのハッフルパフ戦のほうに大きく傾いていた。ハッフルパフのチェイサー、ザカリアス・スミスが、シーズン開幕かいまくの対スリザリン戦であんな解説をしたからには、今回は十分にとっちめられるところを見たいと願ったからだ。

しかし、ハリーのほうは、いままでこんなにクィディッチから気持が離れたことはなかった。急速にドラコ・マルフォイに執しゅう着ちゃくするようになっていた。相変わらず、機会さえあれば「忍しのびの地ち図ず」を調べていたし、マルフォイの立ち寄った場所にわざわざ行ってみることもあったが、マルフォイがふだんと違うことをしている様子はなかった。しかし、不ふ可か解かいにも地図から消えてしまうことがときどきあった……。

ハリーには、この問題を深く考えている時間がなかった。クィディッチの練習、宿題、それにこんどは、あらゆるところでコーマック・マクラーゲンとラベンダー・ブラウンにつきまとわれていた。

二人のうちどっちがより煩わずらわしいのか、優劣ゆうれつをつけがたいほどだった。マクラーゲンは、ロンより自分のほうがキーパーのレギュラーとしてふさわしいと主張し、自分のプレイぶりを定期的に目にするハリーも、きっとそう考えるようになるに違いないと、ひっきりなしに仄ほのめかし続けた。その上、マクラーゲンはチームのほかのメンバーを批ひ評ひょうしたがり、ハリーに練習方法を細かく提示ていじした。ハリーは一度ならず、どっちがキャプテンかを言い聞かせなければならなかった。

一方ラベンダーは、しょっちゅうハリーににじり寄って、ロンのことを話した。ハリーは、マクラーゲンからクィディッチの説せっ教きょうを聞かされるよりもげんなりした。はじめのうちラベンダーは、ロンの入院を誰だれも自分に教えようとしなかったことで苛立いらだっていた――「だって、ロンのガールフレンドはわたしよ!」――ところが、不運なことに、ラベンダーは、ハリーが教えるのを忘れていたのは許すことに決め、こんどはロンの愛情について、ハリーに細々こまごまとしゃべりたがった。ハリーにとっては、喜んで願い下げにしたい、何とも不快な経験だった。

「ねえ、そういうことはロンに話せばいいじゃないか!」

ことさら長いラベンダーの質問攻ぜめに辟易へきえきしたあとで、ハリーが言った。ラベンダーの話は、自分の新しいローブについてロンがどう言ったか逐一ちくいち聞かせるところから、ロンが自分との関係を「本気」だと考えているかとハリーに意見を求めるところまで、ありとあらゆるものを含ふくんでいた。

「ええ、まあね。だけどわたしがお見み舞まいにいくとロンはいつも寝てるんですもの!」

ラベンダーはじりじりしながら言った。

「寝てる?」ハリーは驚いた。

ハリーが病びょう棟とうに行ったときはいつでも、ロンはしっかり目を覚ましていて、ダンブルドアとスネイプの口論こうろんに強い興味を示したし、マクラーゲンをこき下ろすのに熱心だった。

「ハーマイオニー・グレンジャーは、いまでもロンをお見舞いしてるの?」

ラベンダーが急に詰問きつもんした。

「ああ、そうだと思うよ。だって、二人は友達だろう?」

ハリーは気まずい思いで答えた。

「友達が聞いて呆あきれるわ」ラベンダーが嘲あざけるように言った。

「ロンがわたしとつき合い出してからは、何週間も口をきかなかったくせに! でも、その埋め合わせをしようとしているんだと思うわ。ロンがいまはすごくおもしろいから……」

「毒を盛もられたことが、おもしろいって言うのかい?」ハリーが聞いた。

「とにかく――ごめん、僕、行かなきゃ――マクラーゲンがクィディッチの話をしに来る」

ハリーは急いでそう言うと、壁かべのふりをしているドアに横っ飛びに飛び込み、魔ま法ほう薬やくの教室への近道を疾走しっそうした。ありがたいことに、ラベンダーもマクラーゲンも、そこまではついて来られなかった。


    罗恩中毒的事第二天就迅速传开了,但没有像凯蒂受伤那么轰动,大家似乎认为这也许是个意外,因为他当时在魔药老师的屋里,而且立刻服了解药,没什么大碍。实际上,格兰芬多的学生普遍更关心的是对赫奇帕奇的魁地奇比赛,很多人都想看到该队追球手扎卡赖斯·史密斯受到惩罚,因为他在对斯莱特林的开场赛中解说得那么恶劣。
 
    哈利对魁地奇的兴趣却是从未像现在这样低过,他的心思迅速被德拉科·马尔福占满了,还是一有机会就查看活点地图,有时还会绕到马尔福所在的地方,但仍未发现他有异常行为。然而,还是有些神秘的时刻,马尔福会完全从地图上消失……
 
    但哈利没有很多时间想这个问题,要参加魁地奇训练,要做作业,还有走到哪里都会遭到麦克拉根和拉文德的纠缠。
 
    哈利不能确定这两个人哪个更讨厌。麦克拉根不断暗示他当守门员会比罗恩更好,认为现在哈利经常看到他的训练,一定会得出同样的结论。他还喜欢批评其他球员,向哈利提供详细的训练方案,哈利好几次不得不提醒他谁是队长。
 
    与此同时,拉文德经常凑上来讨论罗恩,哈利觉得这比麦克拉根的魁地奇讲座更令人厌烦。一开始,拉文德很生气没人想到告诉她罗恩进了医院——“我是他的女朋友!”不幸的是,她现在决定原谅哈利的失忆,很喜欢跟他就罗恩的感情做一次次深谈,这种极不舒服的经历哈利宁可没有。
 
    “听我说,你为什么不跟罗恩谈这些呢?”哈利问。
 
    在一次特别长的问话里,拉文德无所不谈,从罗恩对她的新袍子到底发表了什么评论,一直问到哈利是否觉得罗恩对她是“认真的”。
 
    “唉,我是想问啊,可我去看他的时候,他总是在睡觉。”拉文德烦恼地说。
 
    “是吗?”哈利很惊讶,因为每次他去校医院,罗恩都很清醒,对邓布利多和斯内普吵架的消息很感兴趣,骂起麦克拉根也积极起劲。
 
    “赫敏·格兰杰还去看他吗?”拉文德突然问。
 
    “嗯,我想是的。他们是朋友嘛,是不是?”哈利尴尬地答道。
 
    “朋友?别逗我了。”拉文德轻蔑地说,“罗恩跟我好了之后,她几星期都没跟他说话!可是我估计她想跟他和好,因为现在他那么有趣……”
 
    “你是说中毒有趣?算了——对不起,我该走了——麦克拉根要过来谈魁地奇了。”哈利急忙说,然后冲进旁边一扇伪装成墙壁的门中,抄近路逃去上魔药课了,幸好拉文德和麦克拉根不能跟去。
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